幼稚園と小学校の見学へ

午前中、うちから比較的近くて外国人の子弟が割といる私立校“プロディジーディスカバリー・プレイスクール”(通称PDP)を、避難視察中のIさん・Yさん親子と見学に行った。見学許可を取り、ガイドをしてくれたのはお隣のクォン先生ご夫妻。彼らの家のポール&ルーシーもここのエレメンタリースクール(小学校)に通っている。

PDPアメリカ人経営の学校でキリスト教プロテスタント系(とはいっても、もちろんカトリックの子も他宗教の子も入学できる)。幼稚園と小学校が併設されている。こっちの学校は8月を基準にした誕生日で学年が変わる。またフィリピンは4-5月が夏休みで6月からが新学期だ。英語力がまだ未熟な外国人子弟だと入学前に数か月から1年程、チューターを付けるなどして十分な英語力を付けてからの入学となる。

今回視察に来られた方々の場合、もし入学を決められたとしても来年度6月からの入学になる。また本年度はエレメンタリースクールは定員オーバーで入れないそうだ。
フィリピンの公立校は授業料無料だが、入学時にタガログ語の試験があるため外国人には厳しい。それでタガログ語試験がない私立の学校しか現実的には外国人子弟は入学できないことになる。

たびたび話をする近所の公立の小学生(4年生と5年生)に聞いたところ、自分の学校では外国人はいない。フィリピン人のハーフ(最近はダブルというのか)の子がいるだけと言っていた。

しかし公立も私立も授業はすべて英語。国語(タガログ語)以外では基本的に授業中に現地語を使わない。だから英語で授業を受けられる程度の英語力が必要だ。
今日見学した感じではプリスクールでも英語のレベルは高い。

 

遠くの建物はチャペル。グラウンドは広々している。エレメンタリースクールの1クラスの人数は20人前後。

 
エレメンタリースクールの6-8歳のクラス。写真右はプリスクール(4-6歳)。

 
写真左は学食。生徒たちのランチは安価な学食を利用してもいいし、お弁当持参でもよい。
実は今週は校内一斉テスト期間。それで高学年(グレード4-6)のクラスの教室内見学はできなかった。幼稚園と低学年(グレード1-3)の教室内を全体で30分までという約束で見学させて頂いたのだった。

教室に入ると、生徒みんなで一斉に“Good Morning Visitor!!”と歓迎してくれる。


ポール君もテスト中。頑張ってます。

 
校長のステーシーさんと話すIさん・Yさん。校長も我々一行を大変歓迎してくださり、フレンドリーな人だった。右は同校WEBSITEのURLやメアドなど。

PDPはそれほど厳しい校風でなく、自由でのびのびしている。
学費は月払いで5000円程。初期費用として最初の月の学費と、1年分の諸費用(保険料9600円程・光熱費含む施設料金等5000円程、教科書・教材類費用5000円程)を支払う。来年6月からの入学なら3月に申し込んでおけばよい。

Iさん・Yさんもとても気に入られた様子。ただしまだ猶予もあるので、もう一つ、うちの教会の女性が先生をしているボホール工科大学付属の小学校の見学にも近々行く予定にしている。彼女曰く、来年度から幼稚園からハイスクールまでの授業料が無料になると聞いたので、詳細をさらに聞いておこうと思う。
Yさんはまだしばらくボホールに滞在されるので見学される予定。

今日はIさん親子が最後の夜になるので、魚料理を作った。こっちの食べたこともない魚を買ってしまい、完全に私の創作料理となってしまったが……。日本で長らく魚を食べれていないので魚が食べたいとIさんもYさんもおっしゃっていた。