犬小屋が

教会の3匹の仔犬、新しい犬小屋に入れられていた。こっちではこんなケージは高級品だ。犬を連れてきた人が買ったようだ(教会は小さいし超貧乏だからそんなの買えない)。
今日はみんなおとなしく寝ていた。先週より大きくなっていたが、やはり唯一病気にかかっていなかった一番元気な子がダントツに成長していた。

昨日、私のシャベルがついに畑の土の掘り起こし過ぎで壊れてしまった。柄とシャベル部が取れてしまったのだ。固くて石のゴロゴロしている粘土質の土地を連日ガンガン掘り起こしていたものだから仕方がない。買い直してもいいが念のため明日、ビスを打って直せるか、スクリュードライバーを持っているダン先生に尋ねてみようと思う。うちのシャベルは最安値の1本560円程のものだが、日本のと違って見るからにすぐ壊れそうだったので(こっちの製品はすべて“安かろう悪かろう”または“高かろう悪かろう”のどっちかだ)むしろよくここまで持ったもんだと感心している。
そんなわけで今日は作業はできなかった、が何度も見に行って小さい草取りやちょっとしたことだけやっておいた。ここのところ順調に夜間や明け方に大雨が降ってくれるので、日々植えた植物の成長が見てとれる。
毎朝数羽の鶏が畑を踏んづけてうろつきまわっているが、もう少し大きい足跡を持つインベーダーの正体が分からない。犬か?! 今日は3㎝位の小さいウンコらしきものが落ちているのを発見した。ヤギのではないし……はて。

昨日今日はNO NUKES 2012のYMOライブで(こっちはネット回線が遅いので映像・音声途切れながらであったが)旦那と盛り上がった。旦那はともかく私はまさにYMOテクノ世代で当時はYMOライブのみならず各ソロコンサートにもせっせと出掛けていたし、YMO散会コンサートではなんと城ホールの最前列教授前の席であった。当時を思い出すとともに、今なお時代によって色あせない各楽曲で俄然元気づいた。ミュージシャンっていいね。それにこの番組を多くの同世代が見ていることもよく分かって嬉しかった。
元“木端”役人の旦那も、“人生は楽しんで生きたらいいんだね、これからは人生を楽しむことにするよ〜。せっかくこうして自由の身になったんだし”とうれしそうにしていた。

最近、原発国民投票のあたりからかな?反原発の中でも意見が割れていろいろいう人は増えている。確かに“トロイの木馬”は実際にたくさん存在していることだろう。でもそうではない人もおそらくたくさん混じっているだろう。あまり早急に“トロイの木馬狩り”をするのはいかがなものかと思う。“悪い芽は早めに摘むべし”との考え方もあるだろうが、私が見るに(私自身を含め)単に情報収集ができていないだけとか、知識不足、認識不足の場合のほうが圧倒的に多いと思える。たとえば“段階的脱原発”的な発言をちょっとしただけで“あっち側の人間だ、スパイだ、工作員だ”などと決めつけることはまだできないと思う。確かに本物のスパイや工作員はいるだろう。でも、原発をなくしたい、放射能汚染を止めてほしいと願う、少なくとも同じ方向性の人たちをも一気に排除してしまう可能性がある。そのように分裂することによって敵の思うつぼにもなる。

地球温暖化”プロバガンダを信じていた人で、後であれは詐欺だったと気づいた人も多いと思うし、誰もが最初から正しく情報収集し、正しく判断できるとは限らない。一発で見極めるほど頭のいい人は少ないのだから、そういう頭のいい人たちは批判や攻撃をするくらいならむしろ分かりやすく解説したりして教えていくことに労力を割き、理解を促していくほうがいいのではないだろうか。そのほうが、その情報収集能力、頭の良さを多くの人のために生かせるのだし。

このことに関して私が思い起こした聖書の言葉がある。以下ちょっと長いが、

“イエスは、また別のたとえを彼らに示して言われた。
「天の御国は、こういう人にたとえることができます。ある人が自分の畑に良い種を蒔いた。ところが、人々の眠っている間に、彼の敵が来て麦の中に毒麦を蒔いて行った。
麦が芽生え、やがて実ったとき、毒麦も現われた。それで、その家の主人のしもべたちが来て言った。
『ご主人。畑には良い麦を蒔かれたのではありませんか。どうして毒麦が出たのでしょう。』 主人は言った。『敵のやったことです。』すると、しもべたちは言った。『では、私たちが行ってそれを抜き集めましょうか。』だが、主人は言った。『いやいや。毒麦を抜き集めるうちに、麦もいっしょに抜き取るかもしれない。だから、収穫まで、両方とも育つままにしておきなさい。収穫の時期になったら、私は刈る人たちに、まず、毒麦を集め、焼くために束にしなさい。麦のほうは、集めて私の倉に納めなさい、と言いましょう。』」”