別方向のお隣の家へお邪魔した

今日中には必ずプランターにネギを植えるぞと決意し、隣の空地へまずは土を取りにショベルと鋤を持って出かけた。ここらの土地はかなり粘土質で固く、石がゴロゴロしているので耕すにも大変だが、雑草や木は普通にボーボー生えているので、それでも大丈夫なのだろうと思いつつ頑張った。
病み上がりなのでプランターの土にネギを植えるだけで終わったが、ちょびちょびやっていくしかない。

そのまま、近隣の土はどんな感じか見るために、これまで足を向けていなかった方向へ歩いていった。すると、かなり距離はあるが実質うちのお隣さんとなる民家の敷地はバナナの木からバラの花までいろんな植物が植わっていてすごいナイスな庭造りになっていた。
うちの辺にうろうろしていたヤギなどもここの家のヤギだったのだ。

それで、そこのおばあさんに話しかけられたので、ここの庭はどうやって作ったのか、土はどうやって馴らしていったのかなどを聞いた。すると(まだ乾季なので)そろそろ雨季が始まると地面がやわらかくなってもう少し植えやすくなることや、庭は大して手入れをしておらず、勝手にいろいろ育っていったということだった。粘土質の土や石ころでも大丈夫なのだそうだ。やっぱりそうかとちょっと安心した。
また、うちの隣にすごく小さいナス畑があるけれど、それもそこの家のものだったようで、同じ敷地を借りているので条件は同じはず、自分もできると思えた。

近所の人も交えて一通り立ち話が終わると、おばあさんがうちに上がっていきなさいと言ってくれたので、全然見ず知らずだが遠慮なく入っていった。マンゴーやバナナをいっぱいごちそうになった。
大きくて立派な家だった。おばあさんの娘さんたちは看護師で家族とともにイギリスにいるらしく、写真などを見せてもらった。
不思議なことに、イギリスで写真に映っているそのおばあさんはイギリス人のように見えるのだ。最初別の人の写真かと思ったくらいだ。服装がこっちとは違うということもあるが、住んでいる場所で顔つきや雰囲気もその国の人らしくなってしまうのは不思議だ。