2月になりました。昨日は初めてのカウンセリングへ

早くも2月になってしまった。日本での生活があと3週間余り。

1週間前、引越しにあたってうちのTVの譲り先の件で旦那と口げんかが高じて怒鳴り合いとなり、さらには乱闘に発展したので、旦那にも男が女に手を出すのは理由がどうであれ絶対にダメ! うやむやにはせんぞ、カウンセリングでも受けてきちんと治療しろ!そうしないと一緒にやっていけないと厳しく言い渡したのだった。そしてその日は家を出た。
それで、旦那自らすぐに、牧師でありプロのカウンセラーである丸屋先生に予約を入れ(幸いキャンセルが出た所に急きょ入れてもらえた)、朝から2人で行ってきた。

私は有償無償問わず、カウンセリングを受けるというのは初めての体験でちょっと楽しみだった。
旦那は前の結婚中と離婚後にもその先生から受けていたことがある。私はその先生に8-9年前に仕事で取材したことがある。
夫婦カウンセリングって何かアメリカ人みたい?! でも私は何事も早期発見早期治療がポイントだと思っている。

いろいろ状況を話すと、私の旦那への対応が毅然としていてよかったようで、今のところいわゆる典型的なDV関係に発展しそうではないし、今回も初めてのことでそういう感じなら旦那のほうにも常習性はほぼないだろうということで、ケンカになったときの注意点などを指南してもらった。もちろん、理由や経緯がどうであれ、暴力は100%絶対にいけないという前提はしっかり言い渡して頂いた。
実際、つかみ合いにはなったがお互いにガードしたので殴った殴られたということにはならず、私がヘッドロックで旦那を抑え込んだのだ。

昨日のカウンセリングに基づいて、旦那とは、旦那が口ゲンカで上手く自分の気持ちを伝えられない時はメールにでもするか、メールでなくても書いて自分の中で整理する、また、手が出そうなケンカになったら私は逃げて一旦離れる、ということを取り決めた。
間もなく海外生活なので、ケンカの種はさらに多くなりそうだから、ルールづくりや事前の打ち合わせは重要だ。事が起ってからではなく平和時に作っておくべきだ。11月のセブ現地下見のときもレストランでのメニュー選びで激しいケンカになったから。
セブ行きの件については、私たちは例え単独でもそれぞれ決行するつもりでいるので、その辺はケンカしようが決裂しようが実行する。

先生曰く、ケンカはいくらでもしたらいい、でも口げんかで抑えて、それ以上むやみにエスカレートさせないコツを覚えればいいということだった。また、先生自身アメリカに長かったので海外でのアドバイスなどももらった。
私のヘッドロック話には大笑いされ、奥さんはフィリピンには合いそうだし馴染みそうですねと応援してもらえた。
正直、私は今でこそケンカはしないが、若いころは男子や見知らぬおっさん相手にでもやり合っていたので腕力はそこそこ大丈夫なのだ。でもこれまでに付き合ってきた男性たちとは不思議とほとんど口ゲンカにすらなったことがない。ケンカになるのは今の旦那とだけなのだ。

私たち夫婦は仲がいいし、仲が悪い。これからのことに関して概ね一致しているし、でも、日常的にいろいろなことですぐケンカする。くっついて笑ってるかと思えば次の瞬間には大喧嘩、一緒に祈っているかと思えば口論、という感じだ。ジェットコースターのようだ。

ちなみにフィリピン(セブ)はカウンセリングとか、メンタルクリニックとか精神科の医者とかがほぼいないらしい。自殺もとても少ない国だし、うつとか悩みなどはほとんどない国民性のようだ。だから需要がないのだろう。

一応次回予約が4月後半しか空いていないとのことだったので、その時間を押さえておいて、セブから電話で続きカウンセリングして頂くことになった。外国から電話で続けている人もいるそうだ。先生のところは3か月待ちで人気あるんだな。料金もそこそこするのに。私たち、そのときに特に相談ネタがあるかどうかは分からないが、念のため。
あとフィリピンはDVに非常に厳しい国で、奥さんも旦那に手を上げられるとすぐに警察へ通報する。で、旦那は逮捕されるという感じらしい。うちの旦那にそのことも言っておいた。
男性は女性よりもナイーブで弱い。適応力も低い。旦那のためによく祈ろう。

今日は、日本の団体が行っているフィリピンの農業指導のサイトを発見した。こういうのをボランティアで体験して農業を覚えられたらいいねなどといろいろ話し合った。セブなどの都市部で一旦仕事するか、一足飛びで農業方面のスキルを身につけるか、それは行ってから固めて行こうと思っている。セブ島にずっとおらず他の島へ移るかもしれない。
避難というのは逃げただけでは不十分なのだ。そこからさらに将来の危機対策をしていかなければ意味がない。今から対策しておくべきことは、来るべき飢餓であるのは間違いない。