【ゲートウェイ・パンディット】著:ベン・キュー 2024年4月28日 8:20 pm
https://www.thegatewaypundit.com/2024/04/path-bankruptcy-ford-losing-132000-every-electric-vehicle/
電気自動車部門全体で13億ドルの損失を計上。
フォードは、2024年第1四半期に販売した電気自動車(EV)1台あたりで驚異的な損失を出しており、この業界が財政的に持続不可能であることを浮き彫りにしている。
同社は第1四半期決算で、電気自動車部門で13億ドルの損失を計上した。これは、過去3ヶ月間に販売した1万台のEV1台につき13万2000ドルに相当する。
CNNが報じている。
フォードは、他の自動車メーカーと同様、数年以内に従来のガソリン車からEVにシフトする計画を発表している。
しかし、従来の自動車メーカーで唯一、EVの小売販売実績を公表している。
4月24日(水曜日)に発表された結果は、フォードや他の自動車メーカーがEV事業で利益を圧迫していることを示すものだった。
フォードがモデルeと呼ぶEV部門の販売台数は1万台で、前年同期比で20%減少した。
売上高は84%減の約1億ドルに落ち込んだが、その主な原因は業界全体でのEVの値下げにある。
その結果、金利・税引き前損失(EBIT)は13億ドルに達し、モデルe部門の1台当たりの損失は巨額となった。
フォードによれば、この損失は1万台の車を製造・販売するコストをはるかに超えるものだ。その代わりに、フォードの次世代EVの研究開発に費やされている数億ドルの損失が含まれている。これらの投資が報われるのは数年先のことだ。
一方、現在痛みを感じているEVメーカーはフォードだけではない。
イーロン・マスクが率いるテスラのような最も人気のあるブランドでさえ、販売台数は著しく減少しており、同社は全世界の従業員の10%を解雇せざるを得なくなっている。
このニュースは、バイデン政権にとってさらなる打撃となるだろう。バイデン政権は、EVに移行することによる経済的・環境的メリットについて明確な科学的根拠がないにもかかわらず、EVへの移行を強行しようとしている。
しかし、ニューヨーク・タイムズ紙は最近、バイデン政権が選挙期間中の自動車メーカーや労働組合への「譲歩」の一環として、EV生産目標の多くを諦めていると報じた。