高齢者が最も幸せな国トップ20

   

【ゼロヘッジ】タイラー・ダーデン著 2024年4月1日月曜日 - 午後04時15分

https://www.zerohedge.com/personal-finance/these-are-top-20-countries-where-older-people-are-happiest

最新の世界幸福度指数を見ても、過去10年間の傾向から大きなサプライズはない。

 

ヨーロッパは一般的に最も良く、アフリカはまだその足場を見つけつつあり、アジアと南米は構成国間に大きな格差がある。

 

しかし、『世界幸福度報告書』が指摘しているように、幸福度は年齢層によって異なるため、各国の総合順位は、老人と若者がそれぞれどのように感じているのかをわかりにくくする傾向がある。

 

これに対抗するため、報告書は年齢別の幸福指数も作成している。

 

以下の図では、Visual CapitalistのPallavi Raoが、60歳以上別に最も幸せな国トップ20を視覚化している。比較のため、国の総合指数ランクも掲載している。

 

■■データと要点

イスラエルにおけるギャラップの調査は10月7日以降に行われたが、その後の戦乱の多くはそれ以前であった。その結果、2023年の同国の総合生活評価は0.9低下した。

なお、各国の順位は3年間の平均スコアに基づいている。

 

高齢者の満足度が最も高い上位2カ国(デンマークフィンランド)は、偶然にも総合幸福度指数の上位2カ国でもある。

 

一般的な傾向として、先進国がこのトップ20の大半を占めているが、これは社会保障制度と経済的安定がより強固なためと思われる。

 

それに関連して、リタイアするのに最適な国に関しても、先進国は良い結果を出す傾向がある。

 

3位のノルウェーは、全体の7位と比較して高齢者人口が4位も高いという、最初の現実的な相違がある。

 

ニュージーランド(6位)とカナダ(8位)も全体的な順位とは開きがある。

 

しかし、アメリカ(10位)とアラブ首長国連邦(11位)では、この順位差は2桁に達している。

 

実際、30歳以下だけでランキングした場合、アメリカはトップ50から外れており、若年層が高齢層よりもかなり不幸であることを示している。

 

これはカナダ、オーストラリア、ニュージーランドでも見られる興味深い現象である。

 

報告書によれば、つい10年前まで、これらの国の若い世代は60歳以上の世代と同じくらい幸福だったという。

 

「欧米では、若い世代が最も幸福であり、その後中年期まで幸福度は低下し、その後大幅に回復するというのが常識であった。

 

コスタリカ(17)やイスラエル(18)のような他の国々では、このパターンが逆転しており、全体的な順位は高齢者人口の順位よりも高く、若年層の幸福度が高いことを示している。