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【RT】2024年3月22日
https://www.rt.com/news/594694-sweden-fertility-rate-low/
スウェーデンの女性の生涯平均出産数は1.45人。
スウェーデンの合計特殊出生率(平均的な女性が生涯に出産する子どもの数)が2023年に過去最低を記録し、今年はさらに急落する傾向にあると、スウェーデン統計局の報道を引用してSveriges Television(SVT)が3月22日(金曜日)に報じた。
それによると、昨年の出生率は女性一人当たり1.45人で、1749年の記録開始以来最低となった。2023年の出生数は、総人口が現在の1050万人より160万人近く少なかった2003年以降で最も少なかった。
2010年以来、減少傾向が続いている。スウェーデン統計局のアナリスト、グアダルーペ・アンデション氏は放送局に語った。
2024年1月のデータでは、減少傾向は続いている。2023年1月より350人少ない7,900人しか生まれていない。
「新たな低水準に向かっているようだ。理由は不明です」とアナリストは語った。
SVTの取材に応じた何人かの女性は、親になることをためらっていると語った。
その多くは、気候変動と世界各地の紛争がもたらす脅威を消極的な原因として挙げている。
同テレビ局は、少子化の影響は国全体に及んでいると指摘した。
最近、いくつかの幼稚園が来年秋の再開を断念し、職員を解雇せざるを得なくなると発表した。
また、長期的には、スウェーデンで増加する高齢者人口を支えることのできる健常者は少なくなるだろう、とアナリストは警告している。