「環境に優しい」テスラ、有害廃棄物問題で150万ドルの支払い命令

Tesla Musk
【America First Report】JD・ラッカー著 2024年2月4日 

https://americafirstreport.com/green-tesla-ordered-to-pay-1-5-million-over-hazardous-waste/

イーロン・マスクほどの金持ちにとっては、150万ドルの罰金など大したことではない。しかし、テスラがその支払いを余儀なくされている理由が大きい。

 

環境保護法違反が発覚したことで、「環境に優しい」企業であるという自動車会社の評判は落ちるはずだ。

 

DWによると、米国の裁判所は、イーロン・マスクのテスラ社に対し、同社が適切な規制に従わずに有害廃棄物を処理したとする訴訟の和解金として150万ドル(130万ユーロ)の支払いを命じた。

 

テスラによる環境法違反の調査は、2018年にサンフランシスコ地方検事局によって開始された。それはすぐに、カリフォルニア州全土の25の地方検事による複合民事環境訴訟に発展した。

 

検察側は、テスラが米国全州にあるカーサービスセンターとエネルギーセンターで、使用済みの鉛蓄電池、不凍液、塗料、電子廃棄物を不適切に廃棄し、法律に違反したと主張した。

 

「電気自動車は環境に有益かもしれませんが、これらの自動車の製造とサービスには、依然として多くの有害な廃棄物の流れが発生します」と、サンフランシスコ地方検事ブルック・ジェンキンスは声明で述べた。

 

化石燃料を燃やさないという最終的な結果が電気自動車を一部の人々に人気にしている一方で、彼らは一般的に、自分たちの望むレベルの徳政令を満たすために、EVの製造や保守の側面を故意に無視しなければならない。

 

破壊的なリチウムの採掘から、EVが使用する電力を生み出すために使われる大量の化石燃料に至るまで、EVが権力者たちが私たちに思わせたいほど「環境に優しい」ものでないことは、注意深く見ていれば明らかだ。

 

テスラの罪が加われば、電気自動車を推進する「グリーン」活動家は、ガソリン車推進者よりも環境に害を及ぼしているのではないかという結論に達するかもしれない。