紅海危機はインフレ再燃の可能性 - メディア

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【RT】2024年1月26日

https://www.rt.com/business/591198-red-sea-crisis-global-inflation/

フーシ派による船舶攻撃が長期化すれば、世界経済に壊滅的な影響を与える恐れがあるとオイルプライスが指摘している。

今週のオイルプライスのレポートによると、紅海危機による運賃の上昇と貨物配送の遅延が、世界的なインフレを引き起こす可能性があるという。

 

紅海で続くフーシ派の船舶攻撃による世界貿易の混乱は、世界のサプライチェーンに衝撃を与えている。

 

アナリストによれば、重要な貿易ルートである紅海の交通への影響は数ヶ月続く可能性があり、最終的にはアフリカ南部の喜望峰周辺のより長いルートを利用するコンテナ船の不足を招くという。

 

「これはサプライチェーンに負担をかけ、最終製品価格の上昇につながる可能性があり、中央銀行が利下げを示唆し始めた矢先のインフレに拍車をかけるだろう」とオイルプライスは書いている。

 

インフレと高金利は、2023年の景気後退予測を覆した主要国経済が今年景気後退に見舞われる可能性があることから、依然として大きな懸念材料であると専門家は指摘する。

 

オイルプライスによれば、何百万もの家計が直面している生活費危機の中で、中央銀行は現在の予想よりも長期にわたって高金利を維持する可能性があるという。

 

スエズ運河がアジアからの重要な海上貿易ルートであることを考えると、ヨーロッパはインフレの影響を特に受けやすいだろう、と同誌は指摘している。

 

イエメンを拠点とする反政府勢力フーシ派は、10月にイスラエルハマスの紛争が始まって以来、紅海で何十回ものドローン攻撃やミサイル攻撃を行っている。

 

過激派組織は、敵対行為が終結し、イスラエルによるガザ封鎖が解除されるまで続けると宣言している。

 

IMFの数字によると、通常、世界の商業海運の15%を占める重要な海路を通る海上交通量は、2024年のこれまでのところ、前年比で37%減少している