ロシア総督、2024年の春か夏にはウクライナ軍は衰退すると予測


【Natural News】2024年1月4日 ベル・カーター著

 https://www.naturalnews.com/2024-01-04-russia-predicts-ukrainian-military-to-collapse-soon.html

ロシアの最前線ザポリツィア州のエフゲニー・バリツキー知事は、2024年の春か夏までには、ウクライナのヴォロディミル・ゼレンスキー大統領の軍隊は、もはや信頼できる戦闘力ではなくなって崩壊するだろうと予測した。


バリツキー氏は記者団に対し、ウクライナの「地殻変動」が「内部からウクライナを崩壊させる」と予想し、その洞察力の源泉として、自身の軍事経験と向こう側からの伝聞を挙げた。


「敵対行為は)春の終わりか初夏に終わる可能性が高い。ウクライナ軍は崩壊するだろう」と予測した。

 

ロシア国防省の公式チャンネル『ズヴェズダTV』との別のインタビューでも、同総督はキエフマンパワー不足がウクライナ軍の崩壊につながる重要な要因だと指摘した。

 

彼の試算によれば、キエフには徴兵可能な戦闘年齢の男性がおよそ100万人いる。また、国外に逃亡した者や、兵士になるには若すぎる者、高齢すぎる者もいる。

 

国境警備隊ウクライナ治安局(SBU)のような治安機関にすでに勤務している者もいる、と彼は主張した。

 

彼らは今、地下室や家やガレージに隠れている人々を、鼻や耳で引きずり出そうとしている。「冬はウクライナ軍にとって重要な年となる。そして、春は我々にとって勝利となるだろう」と付け加えた。

 

ロシアの主張するウクライナの 人員消耗は、元ドイツ空軍大佐で著名な軍事アナリストのラルフ・D・ティーレによって確認された。

 

NATO欧州連合軍最高司令官の個人スタッフによると、ロシアとの紛争の中で毎日約800人のウクライナ軍が死傷しており、そのためゼレンスキーは死傷者の補充として毎月2万人以上の兵士を募集する必要があるという。


また、キエフに対する西側の支援の減少は、ウクライナ軍の「士気を蝕んでいる」。彼らは「消耗戦の中で弾薬を節約し、休むことなく前線での虐殺に耐えなければならず、それ以上の達成感もない」とティーレ氏は強調した。

 

今週初め、ウクライナ議会で、同国の兵役を根本的に変更する法案が提出された。とりわけ、徴兵忌避者に対する厳しい処罰が規定されている。

 

この法案では、兵役に出頭しない者は、資産管理や車の運転許可など、基本的な権利を否定されることになる。ウクライナの高官は、ウクライナ難民を受け入れている諸外国に対し、キエフが適格な新兵を強制的に帰国させる手助けをするよう求めている。

エストニアはすでに支援の意思を表明している。

 

■■バイデンと西側同盟国はキエフの反攻軍をシフトさせる

ポリティコのナショナル・エディター、マイケル・ハーシュによると、ジョー・バイデン大統領政権関係者(オフレコで話す権限がないため匿名とした)と、ワシントンに拠点を置く欧州外交官は、バイデン大統領と他の欧州関係者が、戦争終結に向けた最終的な交渉での地位向上に静かに焦点を移しており、その結果、ウクライナの一部をロシアに譲る可能性が大きいことを明らかにした。

 

国防総省は、ロシア軍をウクライナから完全に撤退させるというウクライナの目標を支持し続けていると公然と主張している。

 

しかし、西側の要人たちは、ゼレンスキーの 失敗した反攻作戦 から離れたキエフ軍の再配置について話し合っていると伝えられている。

 

この取り組みには、防空システムの強化や、ウクライナベラルーシとの北部国境沿いの要塞、カミソリワイヤーによる障害物、対戦車障害物や側溝の建設も含まれている、と当局者は言う。

 

さらにバイデン政権は、ウクライナ独自の防衛産業を急速に復活させ、米国議会が交換を渋っているどうしても必要な兵器を供給することに注力している」とハーシュ氏は報告した。

 

この米政府高官はまた、防衛への戦略的シフトの多くは、将来の交渉においてウクライナの立場を強化することを目的としていると同メディアに語った。

 

「この戦争を最終的に終わらせる唯一の方法は交渉だ。我々は、ウクライナが可能な限り強力な手札を持っていることを望んでいる。しかし、交渉はまだ計画されておらず、ウクライナ軍はいまだに攻勢を続けており、数千人のロシア軍を殺傷し続けている。我々は、ウクライナ軍が自国の領土を保持するために、より強い立場になることを望んでいる。私たちは、ウクライナ軍が自国の領土を保持するためにより強固な立場になることを望んでいる」