世界初の組換え炭疽菌ワクチン、「潜在的なバイオテロに備える」ために承認を申請

ゲートウェイパンディット】アンソニー・スコット著 2023年11月10日

https://www.thegatewaypundit.com/2023/11/worlds-first-recombinant-anthrax-vaccine-seeks-approval-order/


韓国の製薬会社GC Biopharmaは、韓国食品医薬品安全部に組み換え炭疽菌ワクチンGC1109の承認を申請したと発表した。

 

韓国の製薬会社GCバイオファーマは、GC1109組換え炭疽ワクチンを韓国食品医薬品安全部に承認申請したと発表した。

 

GC Biophramaによると、「GC1109は、組換えDNA技術によって生産された保護抗原(PA)を有効医薬品成分として含有し、炭疽毒素を構成する2種類のタンパク質、すなわち致死因子(LF)と浮腫因子(EF)を細胞内に送達する」

 

GC Biopharma社はプレスリリースの中で、このワクチンを開発した理由を「潜在的バイオテロリズムに備えるため」であると明らかにしている。

 

「GC1109」が承認されれば、世界初の組換え炭疽菌ワクチンとなる。

 

GC #Biopharma は #GC1109 の承認を申請した。世界初の組換え #炭疽菌 #ワクチンとなる可能性があり、第II相試験で有望な安全性と有効性を示した。#anthraxvaccine https://t.co/V9uJ0QzxZk

 健康と製薬 (@HealthNDPharma) 2023年11月6日

 

GC バイオファーマは2023年11月1日、GC バイオファーマと韓国疾病予防管理庁(KDCA)が共同開発した炭疽ワクチン「GC1109」の販売承認を韓国食品医薬品安全部(MFDS)に申請したと発表した。

 

「GC1109」は、炭疽毒素を構成する2種類のタンパク質、すなわち致死因子(LF)と浮腫因子(EF)を細胞内に送り込む組換えDNA技術により製造された防御抗原(PA)を有効医薬品成分として含有する。

「GC1109」が承認されれば、世界初の組換え炭疽ワクチンとなる。

 

炭疽菌(Bacillus anthracis)によって引き起こされる炭疽病は、感染症予防法により1類感染症に指定されており、早期に治療しなければ致死率は97%にも達する。

 

潜在的バイオテロリズムとそれに伴う国家的危機に備えるため、GCバイオファーマ社はKDCAが支援する研究プロジェクトのもと、2002年から炭疽菌の組み換えワクチンの開発に取り組んできた。

 

7月、ゲートウェイパンディットは、エマージェント・バイオソリューションの18歳から65歳の成人用の新しい炭疽菌ワクチンがFDAに承認されたと報じた。

 

https://t.co/4y4DFr4kMA  なぜ今、炭疽菌ワクチンが承認されたのか?

- Stefanie Kammerman/The Stock Whisperer (@VolumePrintcess) 2023年8月2日

 

米国で最後に炭疽菌による大規模な攻撃があったのは9.11の直後で、米国の上院議員や報道機関に数十通の炭疽菌入りの手紙が郵送され、5人が死亡、17人以上が重篤な状態に陥った。

 

ここ数ヶ月、中東情勢が緊迫化するにつれて、炭疽菌の模擬攻撃を行った州もある。