スプートニク / ナタリア・セリヴェルストワ
【RT】2023年11月10日
https://www.rt.com/business/586973-turks-abandon-israel-visa-mastercard/
トルコの銀行は、現地の決済システムに切り替える顧客からの需要の高まりに直面していると報じられている。
トルコ国民は、イスラエルを支持する企業や国に対する全国的なボイコットの一環として、ビザやマスターカードを解約するケースが増えていると、地元の日刊紙Yeni Safakが11月9日(木曜日)に報じた。
イスタンブールを拠点とするインターバンク・カード・センターが2015年に設立したトルコ国内の決済システム「トロイ」が発行するカードの空前の需要に、銀行が対応に苦慮しているという。
国内決済システムへの移行は、イスラエルとガザの過激派組織との間で致命的な敵対行為が再燃する中、欧米諸国がイスラエルに提供している財政支援に対する抗議の一環である。
ボイコットの支持者たちは、ハッシュタグ・キャンペーン「#TroyKartaGeçiyoruz」(#WeGoToTroyKarta)を立ち上げ、トルコ人に現地発行のカードに切り替えるよう促している。
このハッシュタグはここ数日で10万件以上の投稿に支えられている。
Visaとマスターカードに対抗するキャンペーンが開始されて以来、約1900万枚のトロイカードが新たに発行されたと報告されている。
トロイはテュルキエ唯一の国内決済カードで、2016年4月に正式にスタートした。
クレジットカード、デビットカード、プリペイドカードの発行やネットワーク処理などの金融サービスを提供している。
2017年以降、トロイ・カードはディスカバー・カードのネットワークで米国でも利用できるようになった。
今週初め、トルコ議会は、イスラエルを支援している疑いがあるとして、議会構内のレストランからコカ・コーラとネスレの製品を撤去した。