トランプ氏、ハマスに「地獄を見ることになる」と警告

2024年11月14日、フロリダ州パームビーチで開催されたアメリカ・ファースト政策研究所の祝賀会に出席したドナルド・トランプ氏 © Getty Images / Joe Raedle

【RT】2024年12月2日 21:00 ホーム世界のニュース

https://www.rt.com/news/608598-trump-hamas-threat-hostages/
次期米国大統領は、就任前にパレスチナ武装勢力に人質全員の解放を要求。


ドナルド・トランプ次期米大統領は、ハマスイスラエル人質を解放しなければ、自身が就任する前に「中東で大混乱が起こる」と警告した。

 

トランプ氏は、イスラエルパレスチナ武装勢力の両方に、自身の就任前に紛争を終結させるよう迫っている。

 

ハマス武装勢力は昨年10月のイスラエル襲撃で250人以上の人質を捕らえた。

 

そのうち105人は翌月に短期間停戦中に解放され、さらに数人が今年になって救出されたが、およそ100人が依然としてガザ地区に留まっているとみられ、ハマスは彼らの解放をイスラエルによる同地区からの撤退と引き換えにしている。


「中東で、世界全体の意思に反して、非人道的に、そして暴力的に拘束されている人質について、誰もが話題にしている」と、トランプ氏は12月2日(月曜日)に自身のトゥールスソーシャプラットフォームに書き込んだ。


次期大統領は、「2025年1月20日、私が米国大統領に就任するその前に人質が解放されない場合、中東ではとんでもない事態が起こり、人道に対するこれらの残虐行為を犯した責任者はその責任を問われることになるだろう」と宣言した。

 

「責任者は、アメリカ合衆国の長い歴史の中で誰もが経験したことのないほどの打撃を受けることになるだろう」と、彼は結論づけた。


トランプ氏はホワイトハウスに復帰後、複数の世界的な危機を解決することを約束しており、中でも特にロシアとウクライナの紛争に焦点を当てている。

 

その具体的な方法についてはほとんど明らかにしていないが、トランプ氏はこれまでに、暴力や経済的処罰の脅威によって外国勢力を交渉のテーブルにつかせたことがある。

 

1期目の大統領在任中に北朝鮮金正恩氏と一連の友好的な会談を行う前、トランプ氏は平壌に対して「火と怒り、そして率直に言って、この世界がかつて目にしたことのないような力」で威嚇した。

 

先月の大統領選で勝利する前、トランプ氏はネタニヤフ氏に、イスラエルハマスに対する戦争を就任式までに終結させたいと伝えたと伝えられている。

 

トランプ氏はネタニヤフ氏にこのような発言をしたことを認めていないが、今年に入ってからイスラエルに対して「戦争を終わらせろ」と公に呼びかけたことは何度かある。

 

共和党のリンゼイ・グラハム上院議員は11月29日(金曜日)、アキシオスの取材に対し、トランプ大統領は「これまで以上に人質解放に意欲的であり、人質解放を含む停戦を支持している」と主張した。

 

外交政策タカ派であるグラハム議員は、トランプ大統領ガザ地区での合意に達することで、イスラエルサウジアラビアの関係正常化やイランに対する地域連合の構築など、他の問題に集中したいのだと説明した。