オーストラリアの研究機関、WHOは世界的パンデミック規制を強化すべきと指摘

【Natural News】2023年11月9日  ゾーイ・スカイ著

https://www.naturalnews.com/2023-11-09-aiid-who-power-enforce-global-pandemic-rules.html

 

オーストラリアの主要な研究機関によれば、世界保健機関(WHO)は世界的なパンデミック規則を施行する権限を強化されるべきだという。

 

オーストラリア感染症研究所(AIID)は、オーストラリア政府への諮問プロセスの一環として、国際保健規則(IHR)を「将来のパンデミックの早期発見と対応を容易にするために改革」し、武漢コロナウイルス(コビッド19)のパンデミック時の過ちを避けるべきだと主張した。

 

AIIDはさらに、現在の世界保健規則には多くの欠点があり、各国政府がIHRの下での義務を果たすことを保証する能力の欠如や、世界的な監視と調整の制限など、多くの国々の新たな蔓延病の発見と対処の努力を遅らせていると付け加えた。

 

AIIDはまた、IHRの改革が望ましい結果を達成できるよう、各国が実施できるいくつかの措置を詳述した。

 

さらにAIIDは、世界的なパンデミックに関する規則の策定と改革のプロセスにオーストラリアが全面的に参加することを支持した。AIIDは他にも以下のような対策を提案した。

・「ワンヘルス」アプローチとユニバーサル・ヘルス・カバレッジの採用・国際的、地域的な資金と資源の共有の強化
・「多様な」保健医療従事者への投資
・より安価なワクチンの製造と流通の促進

 

しかし、AIIDは、WHOを強化することによって、他の組織がよりよく遂行できる責任や機能をWHOが引き受けることを要求すべきではないと述べた。

 

AIIDはまた、コビッド19のパンデミックの場合のように、早期報告に伴う「負の影響と汚名」を避けるため、特定の場所にちなんだ病名にしないよう各国に助言した。

 

この提出文書では、その行為がもたらす悪影響について言及はしているものの、それがどのようなものなのか、また将来のパンデミックの検出や対応にどのような影響を及ぼすのかについては説明していない。

 

コビッド19のパンデミックの最中、WHOは、健康上の脅威を地域名にちなんで命名するという、これまで一般的であった慣行を避けるという物議を醸す決定を下した。

スペイン風邪、西ナイル・ウイルス、中東呼吸器症候群(MERS)などがその例である。

 

WHOがコビッド19ウイルスを 「武漢ウイルスあるいは中国ウイルス」と命名しなかった理由はここにある。

武漢はこの感染症が最初に発生した都市である。報道によれば、中国共産党の高官たちは、パンデミックを中国や武漢と関連づけることは "外国人嫌悪 "にあたるとして反対したという。

 

■■ 政治家と保健専門家はWHOの権限拡大に警告を発する

 

WHOにもっと大きな権限を与えるべきだという団体もあるが、多くの政治家や保健専門家は、WHOがより強力になれば、その権限が乱用され、「加盟国の主権が剥奪される」ことを懸念している。

 

5月、米国の政治家数人が、コビッド19パンデミックの際にWHOの規制や要求に従ったバイデン政権を非難した。政治家たちは、そうすることは米国の主権をWHOに明け渡すことに等しいと警告した。

 

そのうちの一人は、「WHOは腐敗した組織だ」、「中国政府の操り人形にすぎない」と警告した。

 

この政治家は、アメリカは主権国家であり、他国に将来の疫病発生時に自国を守る方法、場合、時期を決定させるべきではないと付け加えた。

 

「他国がアメリカの税金を貯金箱や裏金として使い、好きな時に好きなように使うなどということはありえない」とこの政治家は締めくくった。