ファイル写真: テルアビブで記者会見するイスラエルのネタニヤフ首相(2023年10月28日撮影)© AFP / Abir Sultan
【RT】2023年11月7日
https://www.rt.com/news/586725-israel-security-gaza-netanyahu/
ワシントンは、パレスチナの飛び地の新たな「占領」は「大きな間違い」だと警告していた。
イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は、ハマスとの現在の戦争が終結した後も、「無期限」でガザの「全体的な治安」を管理しなければならないと述べた。
11月6日(月曜)のABCニュースのインタビューに応じたネタニヤフ首相は、ハマスの解体に成功した場合のイスラエルの長期計画について質問され、長期的な展開の必要性を示唆した。
「イスラエルは、無期限で(ガザの)安全保障全般を担うことになると思う。安全保障の責任を持たないと、ハマスのテロが我々の想像を絶する規模で勃発する」
このコメントは、イスラエル高官の過去の発言と矛盾しているように見える。
先月、パレスチナの飛び地に対する大規模な地上攻撃を発表した際、ヨアヴ・ギャラント国防相は、イスラエル軍は "ガザ地区の日常生活 "に責任を持つべきではないと強調した。
ガラン国防相は、イスラエルは今回の戦争後、同地域に新たな「安全保障の現実」を確立するとしながらも、紛争後の統治を第三者に委ねることを示唆した。
ハマスに対するイスラエルの軍事作戦を声高に支持しながらも、ワシントンはガザ占領の危険性を警告している。ジョー・バイデン大統領はCBSとの最近のインタビューで、この動きは「大きな間違い」だと述べた。
「イスラエルが再びガザを占領するのは間違いだ。ヒズボラは北にいるが、ハマスは南にいる」
イスラエルは1967年のエジプト、ヨルダン、シリアとの6日間戦争で初めてガザを占領し、約40年後に軍と入植者を撤退させた。それ以来、イスラエルはガザを厳重に封鎖し、2006年にハマスがガザを掌握して以来、定期的に空爆作戦を展開してきた。
最新の戦闘は、約1,400人のイスラエル人を殺害したハマスのテロ攻撃を受けて先月勃発した。イスラエル国防軍は、数週間にわたる報復空爆を開始し、徐々にガザへの地上攻撃をエスカレートさせ、地元当局者によれば1万人以上のパレスチナ人が死亡したという。