エルドアン、イスラエルに「狂気」の終結を促す

トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領 © Adem ALTAN / AFPBB News

【RT】2023年10月28日

https://www.rt.com/news/586036-erdogan-urges-israel-stop-invasion/

 

10月27日(金曜日)、イスラエル国防軍はガザでの地上作戦の拡大を発表した。

 

トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領は、イスラエルに対し、ガザに対する攻撃の停止を要求した。これに先立ち、イスラエルパレスチナ自治区への地上侵攻の拡大を発表した。

 

10月28日(土曜日)にX(旧ツイッター)で公開されたメッセージの中で、エルドアンは、イスラエルの砲撃は民間人を標的にし、人道危機を深めるだけだと主張した。

 

イスラエルは直ちにこの狂気の状態から抜け出し、攻撃を止めなければならない」とトルコ大統領は述べた。

 

彼はまた、イスタンブールでの集会にパレスチナの支持者たちが参加するよう呼びかけ

、「イスラエルの抑圧に反対するパレスチナの人々とともに立ち上がることを叫ぶ」と述べた。

 

10月27日(金曜日)、イスラエル国防軍(IDF)は、ガザのハマスに対して「地上作戦を拡大している」と発表し、空軍は空爆を強化した。

 

その後、ガザ最大の通信プロバイダーであるパルテル社は、大規模な空爆により「すべての通信とインターネット・サービスが完全に切断された」と発表した。

 

その後、複数のメディアがハマスからのメッセージを伝え、地上作戦の試みを阻止することができたと主張し、イスラエル軍が大きな損害を被ったと付け加えた。しかし、イスラエル国防軍によると、ガザでの地上作戦の拡大で負傷した兵士はいなかった。

 

「歩兵部隊、装甲部隊、工兵部隊、砲兵部隊が激しい空爆を受けながら活動に参加している」とイスラエル国防総省の報道官は『タイムズ・オブ・イスラエル』紙に語った。

 

3週間前、ハマスイスラエルに奇襲攻撃を仕掛け、1,400人以上を殺害し、多数の人質を取った。イスラエルはガザへの大規模な空爆で応戦し、7000人以上の命を奪った。

 

イスラエルパレスチナ過激派グループを「抹殺」することを誓い、ガザへの侵攻を警告した。

しかし、今週初めに発表された『ニューヨーク・タイムズ』紙の報道によると、地上作戦はイスラエルのネタニヤフ首相と軍部との間で争点となった。

 

NYTによると、ネタニヤフ首相は、イスラエル国防総省が最終決定した侵攻計画を承認することを拒否したという。

 

情報筋が同紙に語ったところによると、カタールの仲介による交渉が成功するかもしれないという期待があったため、人質の運命が主な懸念事項のひとつだったという。