英国はおそらく景気後退 - ブルームバーグ

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【RT】2023年11月7日

https://www.rt.com/business/586731-uk-economy-recession-unemployment/


英国の第3四半期GDPは今週末に発表される予定だが、アナリストはすべての兆候が縮小を示唆していると指摘している。

 

高騰する金利と失業率の上昇により、英国はすでに景気後退局面にある可能性が高いと、ブルームバーグが11月6日(月曜日)に報じた。

 

ブルームバーグ・エコノミクスの分析によると、同国のGDPは第3四半期に0.1%縮小した可能性が高く、今年最後の3ヶ月間にも縮小する可能性が52%あるという。

 

この場合、英国はテクニカル・リセッション(2四半期連続のマイナス)に陥ることになる。

 

「景気停滞と穏やかな景気縮小のどちらを選ぶかは僅差だが、後者を選ぶ確率は僅かに高い」

 

アナリストのダン・ハンソン氏はリポートの中で、「リスクは、生産高の落ち込みが我々が想定しているよりも少し鋭くなることだ」と述べた。

 

さらに、労働市場が「緩んで」いるため、英国の消費者は今後数カ月、消費に対してより慎重になる可能性があると付け加えた。

 

「これは、実質所得が冬の間上昇を続けているにもかかわらず、である。BOEイングランド銀行)が発表した9月の金融・信用データは、家計の貯蓄額が過去に比べ増えていることを示している」

 

イングランド銀行は先週、今年下半期の景気後退の可能性を50%と予測した。

英国の9月までの3ヶ月間のGDPに関する公式データは11月10日(金曜日)に発表される予定である。