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【RT】2023年3月18日
https://www.rt.com/business/573071-grim-economic-forecast-germany/
ドイツは、生活費危機が深刻化する中で経済の縮小が続いており、今年も景気後退に直面していると、Ifo経済研究所が3月15日(水曜日)に報告した。
第1四半期の国内総生産(GDP)は0.2%減となる見通しだという。
2022年第4四半期の経済は、前3カ月と比べ0.4%縮小した。景気後退は、2四半期連続の縮小と定義されている。
Ifoは、2023年の経済生産高は前年とほぼ同じ水準にとどまり、0.1%収縮すると予測している。
「第1四半期に国内総生産がさらに0.2%減少した後、年内のさらなる経過で景気は回復する。遅くとも今年半ばからは、実質賃金の上昇がドイツの国内経済を支えるだろう」とIfoの経済研究者ティモ・ヴォルマースホイザーは述べている。
Ifoによると、高いインフレ率は現在、購買力の低下と資金調達コストの大幅な上昇を通じて、個人消費と建設活動に影響を与えている。
一方で、中間製品の供給ボトルネックの緩和やエネルギー価格の急落により、産業活動は回復している。
平均6.2%で、2023年のインフレ率は前年よりわずかに低くなるにすぎない。2.2%に低下するのは来年以降になると、同研究所は記している。
ウォルマースヘイザーは、「我々はインフレのピークに達した」と主張し、しかし、賃金の強い上昇が新たな物価上昇圧力を生み出していると指摘した。