英国の生活水準、過去最悪の低下

景気後退は避けられるが、英国人は第二次世界大戦以降で最も高い税金に直面していることが公式報告書で明らかになった

 


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【RT】2023年3月17日

https://www.rt.com/business/573143-uk-living-standards-fall/

 

 

英国人は、今年の経済が停止するにつれて、1950年代に記録が始まって以来最大の生活水準の低下と、第二次世界大戦以来最高の税金に直面していると、予算責任局(OBR)が3月15日(水曜日)に報告した。

 

 

報告書によると、実質的な生活水準を示す家計の可処分所得は、2022-23年度と2023-24年度の間に5.7%減少するという。

 

「これは11月の予測より1.4%ポイント低いものの、1956-57年の記録開始以来、2年間で最大の落ち込みとなる」と報告書は述べている。

 

エネルギー価格と消費財価格の高騰がインフレの引き金となり、現在名目賃金を上回っており、可処分所得の歴史的な下落につながっているとOBRは指摘し、「これは、実質生活水準がパンデミック前の水準よりもまだ0.4%低いことを意味する」と付け加えた。

 

予測によると、生活水準がパンデミック前の水準に戻るのは2028年で、税負担は第二次世界大戦以降で最も高くなる方向で推移している。

 

英国は、「税負担が2027-28年の予測水平線においてGDPの37.7%と戦後最高を更新し続け、法人税GDPに対する比率は1965年の導入以来最高となる」と監視団は述べている。

 

英国政府は景気後退を回避すると主張しているが、英国経済は今年0.2%縮小すると予想されている。