【National File】2022年12月18日 by :アディッソン・バスルト
公共部門がカナダ経済の21.8%を占めるに過ぎないにもかかわらず、2020年以降の雇用創出の大部分はトルドー率いる政府によるものであることが明らかになった。
バンクーバーに拠点を置くフレーザー研究所が8月に発表した研究速報によると、COVIDパンデミックの開始以来、カナダ経済における新規雇用の圧倒的多数は政府によって生み出されたものだった。
フレーザー研究所は、「我々は、政府部門が、パンデミック開始以降に創出されたすべての純新規雇用の86.7%という大部分を占めていることを発見した」と述べた。
「一方、民間部門(自営業を含む)では、ほとんど雇用が創出されていない」。
「政府部門は経済における雇用のわずか21.8%を占めるにすぎないにもかかわらず、である」と経済調査は述べている。
この研究は、カナダの「歴史的に低い」失業率を自慢するメディアや政治家の報道を引用し、著者らはカナダのジャスティン・トルドー首相のツイートまで引用している。
しかし、この研究は「より複雑な状況を明らかにしている」と著者らは述べている。
「この期間の人口増加率(15歳以上では2.7%)を調整すると、カナダの民間部門の雇用実績はさらに見劣りする」と著者らは述べている。
「15歳以上の成人の民間企業への就職率は、この間49.3%から48.2%に低下している。」
「政府部門の純雇用が9.4%増加したのに比べ、民間部門の純雇用は2020年2月から2020年7月の間にわずか0.4%しか増加しなかった」と、本研究は結論付けている。
この研究の著者は、フレーザー研究所のアディントン測定センターのディレクターであるミラグロス・パラシオス氏と、フレーザー研究所の財政・地方繁栄研究シニアフェローであるベン・アイゼン氏である。
「政府部門がカナダの労働市場の回復を不均衡に牽引していることは明らかである」と、同研究は述べている。
「民間部門の総雇用は現在、パンデミック前の水準をわずかに上回っているに過ぎず、人口増加の調整を行えば、民間部門の雇用は実際、2020年2月の水準よりも低くなっています」。
研究の中で、著者らはカナダ統計局による2022年労働力調査の統計を参照している。