デング熱が米国とヨーロッパで流行 - WHO

 ヒトスジシマカ

【InfoWars】by RT.com 2023年10月6日 午前10時30分

https://www.infowars.com/posts/dengue-fever-coming-to-us-and-europe-who/

 

WHOのチーフ・サイエンティストによると、熱帯病を媒介する蚊は気温の上昇に伴い北へ移動するという。

 

世界保健機関(WHO)のジェレミー・ファーラー主任研究員が10月6日(金曜日)にロイター通信に語ったところによると、デング熱は気候変動と都市化により、今後10年間でアメリカ、ヨーロッパ、アフリカの一部で流行するようになるという。

 

ファラー氏は、今後10年間で、アメリカ南部、ヨーロッパ、サハラ以南のアフリカの以前は人を寄せ付けなかった地域に、この病気を媒介する蚊が移動してくるため、これらの地域でこの病気が「流行」すると主張した。

 

デング熱についてもっと積極的に話し合う必要がある。「将来、多くの大都市で発生するであろう新たなプレッシャーにどう対処するか、各国を本当に準備する必要がある。  

 

デング熱は長い間、東南アジアとラテンアメリカの風土病であった。ロイターは、気候変動によってデング熱を媒介する蚊の生息地が拡大し、成長する都市が蚊の餌となる機会を十分に提供するため、2000年以降、感染者が8倍に増加していると指摘している。

 

バングラデシュでは現在、過去最悪のデング熱流行が発生しており、ベンガル保健総局によると、1月以降、20万8000人以上の患者と1000人以上の死者が記録されている。

 

ヨーロッパでは昨年、それ以前の10年間よりも多くのデング熱患者が現地で発症し、フロリダ州テキサス州では孤立したケースが記録された。

 

デング熱は、マラリアを媒介するアノフェレス蚊とは異なる種類のイエネコによって感染する。アカイエカは昼夜を問わず刺し、屋内外を問わず生息している。

 

デング熱に感染すると、発熱、筋肉の痙攣、吐き気、そしてひどい場合には関節痛が起こり、この病気は「骨折熱」というニックネームで呼ばれている。

 

ほとんどの患者は2週間以内に回復し、死亡するケースは1%未満である。ワクチンは2種類ある。

 

より広く承認されているデングバクシア(Dengvaxia)とQdenga(Qdenga)は、英国、EU、および南米とアジアの一部の国で昨年承認された。

 

WHOは、デング熱患者の急増が貧しい国の病院を圧迫することを懸念している。

「臨床ケアは本当に集中的です。これがサハラ以南のアフリカで大きな問題になると、本当に心配です」

 

米国海洋大気庁によれば、地球の気温は1970年代から着実に上昇傾向にあり、現在、地表は20世紀の平均より0.86℃上昇している。歴史上最も暖かかった10年は、すべて2010年以降である。

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自分コメ

10年前の2013年2月に喉の咳が続いたことで、体が弱まっていた時にデングになった。

普通の健康体の人なら、デングがかかってもインフルと同じぐらいと思うけど、すごくしんどい。骨が痛むと言われるけど、私はそんな症状はなかった。

 

デングは4種類あって、一度掛かったら免疫がつくので同じ型のデングにはかからない(ごくまれにまたかかる人もいる)。

 

出血熱になったりすると入院になると思われ、厳しいけれども、普通デングなら家でひたすら寝ているしかない。治す方法は寝るしかないので病院に入れられるよりは自宅にいるほうがずっと良い。水をやっと飲めるぐらいで、何も食べれず飲めない。

 

デングにかかる場合は、普通の蚊ではなく、 やや大きめのヒトスジシマカ(日本でも普通にどこでもいる、シマ縞の蚊)。

 

私の知る限りでは、デングのワクチンを打った人はほとんど見たことは無い。