初のお見舞い

ダン先生が昨日からデング熱で入院したのでお昼前にお見舞いに行った。フィリピン離島などに計10年住んでいて今回初めてのデング熱だそうだ。

入院先はうちからは車で5分位の所にあるBohol Cooperative Hospital(通称コープ)で、まだ1年経っていない新しい病院だ。あることは知っていたが行ったことはなかった。

 

着いたらパストラ・チョウ(韓国人女性牧師)とヒーちゃんが来ていた。ダン先生も熱は昨日下がってすでに通常の様子になっていたが、血液検査の結果、まだ血小板?(聞き取れず)か何かの数値が低いのでもう2、3日点滴しながら入院の必要があるとのこと。“退屈だー”と言っていた。

個室に入院されていたダン先生。病室は日本とも遜色なく、洗面所・トイレ、エアコン、ケーブルTVなども付いており、きれいで広かった。しかもここは静かで環境がいい。

他の病院ではERでもかなり(4-5時間とか)待たされるが、ここは1時間ほどとのこと。個室なんて高くないんですか?と聞くと、入院1泊2400円だという。思ったより安い。
病院食はこちらでの食堂によくあるメニューで(今日のはごはんと焼きそばと煮た肉?みたいなメニュー)おいしくないので持ち込みしているそうで、持ち込みOKのようだ。

 

今日は土曜日で外来がないせいか、院内はシーンとしていてお見舞いの人くらいしかいない様子だった。

デング熱はいまやアメリカでもあるらしく、世界的な病気になっているとダン先生が言っていた。蚊に刺されない以外の対策や予防策がなく、運任せ的な面が大きい。“これはもはやモスキート・テロだよ!”とダン先生。

周囲の韓国人チームはいつも蚊に刺されるのを異常に恐れている感がある。私なんかはとにかく虫に刺されやすいので対策しても人の数倍は刺される。服の上からでも刺されるし、物理的に感染の確率が高いと思う。

パストラ・チョウが私の足などの蚊の刺され跡を見て“何でそんなに刺されてるんだ!?”と言うんだけど、生まれてこの方どこに住んでもこの調子なので対策しようがない。家でもモスキートネットや蚊取り線香もして、蚊よけクリームも塗っていても刺される。なぜこれほど虫に刺されやすいのか分からない。しいて言えば皮膚が薄いからかな?周りの人、特に現地の人はあまり刺されないようだ。

また、今日はお見舞いの直前に赤い狂暴なアリの集団に10か所ぐらい腕を刺されて行ったのでみんな驚いていた。このアリは蜂と同じでおしりに毒針があって、刺されるとすごい痛い。そしてすごい腫れる。私は特に虫刺されにアレルギーがあるので人の数倍〜10倍はダメージがある。

ダン先生がかゆみ止めの薬の名前を教えてくれ、また、水溶きベーキングソーダを塗ってもいけるよと教えてくれた。あのアリも大量に刺されると毒があるから死ぬよと言っていたが、蜂なんかと同じで何度も刺され続けていると確かに危険なのだ。

私達4人と、パストラチョウたちの教会のおじさんが1人来ていて、お昼ご飯前にみんなでお祈りして、おいとました。ほんの数分だけのお見舞いのつもりだったが、パストラ・チョウたちがいたことで結構長いお喋りになってしまった。