元EU委員長、ウクライナは加盟するには腐敗しすぎていると指摘

ジャン=クロード・ユンカー前欧州委員会委員長

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【RT】2023年10月5日

https://www.rt.com/news/584082-jean-claude-juncker-ukraine-corrupt-eu-membership/

 

欧州委員会の元委員長、加盟交渉の行方が報じられる中、キエフとの非現実的な約束に警鐘を鳴らす


欧州委員会委員長のジャン=クロード・ユンカー氏は、根深く蔓延する汚職のために、ウクライナ欧州連合EU)に加盟するのは難しいだろうと述べた。

さらに今週初め、『ポリティコ』紙は、アメリカ政府がキエフに対し、より効果的に汚職と闘うよう圧力をかけていると報じた。


10月5日(木曜日)に掲載されたドイツのアウクスブルガー・アルゲマイネ紙とのインタビューの中で、ユンケル委員長は、ブリュッセルは「苦しみに首まで浸かっているウクライナの人々に偽りの約束をしてはならない」と警告した。

 

そして、「ウクライナ人がすぐにでも加盟国になれると信じ込ませている」EU内の人々を批判した。元政府高官によれば、そのようなシナリオはEUにとってもウクライナにとっても不利になるという。


ウクライナと付き合いのある人たちは、この国が社会のあらゆるレベルで腐敗していることを知っている」とユンカーは告発した。同氏は、東欧諸国はまず「大規模な」改革を行う必要があると指摘した。


ユンケル前欧州委員会委員長は、EU加盟を希望する国々が改革の道を歩むことを条件に、欧州統合の恩恵の一部を享受できるようにする「部分加盟」に賛成する考えを示した。


ユンケル氏の警告は、『ポリティコ』が匿名の外交官を引用して、現職のEU指導部が早ければ12月にもウクライナとの加盟交渉開始を正式に発表すると報じた直後に発せられた。


一方、今週初め、同誌は米国務省ウクライナに関する「統合国別戦略」の「機密だが機密ではない」バージョンを見たと主張した。

 

その中でアメリカ政府高官は、キエフの指導者たちに「高レベルの汚職に対する認識」が「ウクライナ国民と外国の指導者たちの戦時政府に対する信頼を損なう」可能性があると警告したとされている。


ポリティコの情報筋によると、ジョー・バイデン米大統領ウクライナに対し、既存の汚職撲滅活動を強化するよう迫っている。しかし、汚職の懸念からキエフへのアメリカからの援助を差し控えたいと考えている共和党議員に政治的な弾薬を渡すことを避けるため、静かにそうしている。


バイデン政権は、将来の経済援助は「ウクライナを民間投資にとってより魅力的な場所にする」改革と結びつけることができると明らかにしたと伝えられている。


10月2日(月曜日)、ウクライナのヤロスラフ・ゼレズニャク議員は、自国がアメリカから汚職の「イエローカード」を出されたと主張した。


ウクライナは長年、ヨーロッパで最も腐敗した国のひとつにランクされている。

トランスペアレンシー・インターナショナルの腐敗認識指数によると、2022年現在、ウクライナは180カ国中116位である。