
【ナチュラルニュース】2024年11月15日 ラモン・トメイ著
https://www.naturalnews.com/2024-11-15-european-leaders-conspire-sabotage-plan-end-war.html
欧州の複数の国の指導者たちが共謀して、ドナルド・トランプ次期大統領のロシアとウクライナの紛争を終わらせる計画を妨害しようとしている。
英紙デイリー・テレグラフは11月11日(月)、英国とフランスの首脳が「米国によるウクライナ支援の縮小を目指すトランプ氏の取り組みを阻止する最後の手段を画策する見通し」であると報じた。
英国のスターマー首相とフランスのマクロン大統領は同日、パリで会談し、ウクライナ紛争を継続させる方法について協議した。
「私たちは、1月20日までの時間を最大限に活用し、次の政権が就任するまですべてを保留にするのではなく、確実に成果を上げたいと考えています」と、英国政府関係者はテレグラフ紙に語った。
別の情報筋によると、退任を控えた米国のジョー・バイデン前大統領は、ホワイトハウスを去る前にウクライナへのさらなる財政支援を行うことで「栓を開ける」ことが期待されているという。
また、ドナルド・トゥスク首相(2014年から2019年まで欧州理事会議長を務めた)の計らいで、ポーランドもこの計画に関与している。
同首相はポーランドのメディアTVPに対し、キエフがモスクワと戦い続けるのを支援するために、欧州諸国と「集中的に調整」すると述べた。
タスク氏によると、ウクライナとの紛争を終わらせるというトランプ大統領の計画は、「ポーランドとポーランドの利益に対する根本的な脅威」を表している。ワルシャワはウクライナとモスクワの同盟国であるベラルーシと国境を接しているからだ。
「この新たな政治情勢は、誰もが直面する深刻な課題であることは疑いありません。特に、例えばロシア大統領と米国の新大統領との合意により、ウクライナとロシアの戦争が終結する可能性があるという文脈においては」とポーランドの指導者は述べた。
「今後数日間にわたり、地政学的および大西洋を挟んだ状況、そしてウクライナ情勢について、非常に類似した見解を持つ国々と、非常に集中的に協力体制を調整していくつもりです。」
しかし、テレグラフ紙はスターマー氏の計画、ひいてはマクロン氏とトゥスク氏の計画について、「トランプ大統領が米国の外交政策を弱体化させようとする試みと見なす可能性がある」と指摘した。
「トランプ氏は、ウクライナとロシア間の和平合意を仲介することで、[ロシア・ウクライナ] 戦争を終結させることを誓っている」とインフォウォーズは報じた。
具体的な計画はまだ発表されていないが、その合意の条項として考えられるのは、ウクライナとロシアの間に非武装の緩衝地帯を設けること、キエフがモスクワに割譲したロシア占領地域、そしてウクライナが北大西洋条約機構(NATO)に加盟しないことを20年間保証することなどである。
インフォウォーズは、11月5日の米国大統領選挙で勝利して以来、トランプ氏はすでにドイツのオラフ・ショルツ首相、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領と、欧州に平和をもたらすことについて話し合っていると付け加えた。
米国のジェイク・サリバン国家安全保障顧問は11月10日(日)、バイデン政権は1月に次期大統領が就任した際、キエフへの資金援助を継続するよう説得するつもりだと述べた。
「退任するバイデン大統領には、今後70日間にわたり、米国議会と次期政権に対して、米国はウクライナから手を引くべきではないと主張する機会がある」と、サリバン氏はCBSニュースに語った。
「ウクライナから手を引くことは、欧州のさらなる不安定化を意味する」と述べた。
しかし、次期大統領の長男ドナルド・トランプ・ジュニア氏は、これに異を唱えた。
テレグラフ紙によると、ジュニア氏は「タカ派」は父親の2期目の政権にはふさわしくないと繰り返し述べた。
また、トランプ・ジュニア氏は11月9日(土)のインスタグラムのストーリーで、ゼレンスキー氏を嘲笑した。
ドナルド・ジュニアのストーリーには、ウクライナの指導者がトランプ大統領と並んで写っている動画が掲載されており、その表情は長かった。
トランプ・ジュニアは、ゼレンスキーがワシントンから受け取っていた「手当」が最終的に失われたことを皮肉るキャプションをストーリーに添えた。