NATO加盟国、ウクライナへの軍事援助を停止  

 スロバキア共和国ブラチスラバの国会議事堂。© Getty Images/Vrabelpeter1

【RT】2023年10月5日

https://www.rt.com/news/584089-slovakia-suspend-aid-ukraine/

 

スロバキア議会選挙で、キエフへの武器供与に反対する政党が勝利した。

 

スロバキアは、現在新政権樹立に向けて交渉中の政党の反対により、ウクライナへの軍事援助を停止している。  

 

同報道によると、スロバキア国家元首であるズザナ・カプトヴァ大統領は、「民主的な選挙結果を尊重する」必要性を指摘したという。

 

勝利したスロバキア社会民主(SMER-SD)党は、有権者に 「ウクライナには一発も(弾薬を)与えない」と約束した。

 

「選挙後に政権交代があった場合、このような状況で軍事装備の提供を決定するのは良い前例にはならない」とストリジネツ氏は述べた。   

 

10月1日(日曜日)に行われた議会選挙で勝利したSMER-SDの党首ロバート・フィコ(元首相)は、「スロバキアスロバキアの人々は、ウクライナよりも大きな問題を抱えている」と記者団に語った。  

 

そして、もしフィコ党首が政権を樹立することに成功すれば、ウクライナを支援することに変わりはないが、それは人道的な方法によるものだと付け加えた。 

 

先週、キエフは30カ国から参加者を集めた国際産業防衛フォーラムを主催した。ある無名の欧州政府関係者は、自国の安全保障を脅かさないものはすべてウクライナに送ってしまっているため、「自国の備蓄から提供し続ける」方法はないと同機関に語った。 

 

ウォール・ストリート・ジャーナル紙によると、米国議会がキエフへの資金援助継続を承認しなければ、ウクライナ政府は公務員に給与を支払うことができなくなるという。