ロシア国内の製油所が生産量を増やした後、燃料出荷が回復したことがデータで明らかになった。
ロシアのノヴォロシースクにあるトランスネフチPJSCの子会社、チェルノモルトランスネフチJSCのシェスカリス積み替えコンプレックスに立つタンカー。© Sputnik / Vitaly Timkiv
【RT】2023年7月19日
https://www.rt.com/business/579912-russia-diesel-exports-soaring/
リフィニティブ・エイコンが7月18日(火曜日)に発表したデータによると、7月前半のロシアのディーゼル油と軽油の出荷量は、国内の製油所における季節的なメンテナンスの後に生産量が増加したため、11%急増した。
月前半17日間の輸出量は、6月同期比で約190万トンとなった。
出荷データによると、ロシアの燃料カーゴの出荷先としては、トルコとブラジルが上位に浮上し、それぞれ63万1,000トンと30万トンと、総供給量の約半分を占めた。
アフリカのバイヤーでは、セネガルとモロッコが7月にそれぞれ7万5,000トンと6万6,000トンの軽油とガスオイルの大部分をロシアから購入したが、トーゴとガーナへの輸出はわずか3万7,000トンと3万トンに減少した。
今月はギリシャのカラマタ港付近とマルタ島付近のSTSで、行き先不明のロシア産燃料約25万トンが追跡された。
トレーダーによると、不明とされた貨物の大半はチュルキエや中東諸国に到着するとのことである。
アラブ首長国連邦(UAE)の貿易ハブであるフジャイラ向けのロシア産ディーゼル・カーゴの量は6月と変わらず、7月17日現在で15万トンであった。
今月はロシアの港からサウジアラビアに向かうディーゼル貨物はなく、6月にリヤドへの航路として登録されたのは1件のみであった。