モスクワでは、航路の短縮と新規顧客への輸出を促進するために、船舶間輸送を利用していると言われている
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【RT】2023年3月13日
https://www.rt.com/business/572768-saudi-arabia-russian-diesel-exports-soar/
サウジアラビアは、ロシア産ディーゼルの輸入を、直接輸送と船舶間輸送(STS)の両方で増やしていると、ロイターが追跡データと取引業者の話を引用して3月10日(金曜日)に報じた。
湾岸諸国は先月、ラス・タヌラとジェダーの港で合計19万トンのロシア製燃料の最初の貨物を受け取ったと、同アウトレットは述べている。
ロシアは、EUとG7によるロシア製精製品の海上輸入の禁輸措置が2月5日に発動された後、OPEC+の同盟国にディーゼルの輸出を開始した。
レフィンチブの出荷データによると、ロシアのバルト海に面したプリモルスク港で、合計99,000トンのディーゼルを積んだ2つの貨物が、サウジアラビアのラス・タヌス港に向かう別のタンカーに船積みされたとのことだ。
同アウトレットによると、3万トンの軽油を積んだ別の貨物は、ロシアの黒海のチュワプセ港から出航しました。
また、レフィンティブのデータによると、ギリシャのカラマタ港付近で船積みし、サウジアラビアのジザン港ですでに燃料を排出した別のタンカーにディーゼルを移した。
STSによる輸送は、アフリカやアジアなどへ向かうタンカーにとって、コストのかかる航路を短縮するのに役立つと同誌は指摘している。
EUやG7諸国がロシアの燃料輸入に価格制限や規制を導入する一方で、モスクワは中国、インド、トルコなどの国々が石油や石油製品の購入を強化し、出荷の多様化に成功した。
サウジアラビアは、ロシアから納入されたディーゼルの一部を精製して再輸出する可能性が高いと、同アウトレットは市場関係者の話を引用して述べている。