誰も驚かないはずのニュースで、陰湿な世界経済フォーラムがまた嘘をついている。
(Kyodo News via AP)
【PJMedia】2023年7月17日 キャサリン・サルガド著
世界経済フォーラム(WEF)は、「グリーン」エネルギーへの投資が化石燃料への投資を追い抜いたことに大喜びしているが、「グリーン」エネルギーが有毒で、非効率で、採算が合わないという事実はまったく無視している。
実際、「自然エネルギー」への依存が高まることは、将来的に災いをもたらす可能性が高い。
WEFは、気候変動デマを推進する最大のグローバリストの一人である。
気候の破滅に関する予測は50年以上前から一貫して間違っているにもかかわらず、WEFとその同盟者たちは、差し迫った気候の破局について語り続けている。
この8年間、地球温暖化は起きていないし、化石燃料のCO2排出量は地球温暖化を引き起こすのに十分ではない、という事実は無視している。
WEFには推進すべき議題がある。
WEFが計画しているのは、「何も所有せず、プライバシーもない」、そしてそれを享受するはずの世界であることを常に覚えておいてほしい。気候変動アジェンダは、WEFがそのディストピアを実現するためのツールのひとつなのだ」
「化石燃料に1ドル投資するごとに、クリーンエネルギーに1.70ドル投資している。ネット・ゼロを達成するのに十分だろうか」と、WEFのシニア・ライター、ユアン・トムソンは7月14日の記事で疑問を呈している。
国際エネルギー機関(IEA)によれば、化石燃料への投資1ドルに対し、クリーンエネルギーへの投資は1.70ドルとなっている。
しかし、2050年までに世界がネット・ゼロに到達するためには、年間投資額を増加させる必要があるこの時期に、今年はクリーンエネルギー投資の伸びが鈍化すると予測している。
ここでは、エネルギー投資がどのように進展しているのか、また、排出量目標を達成するために必要なスピードでクリーンエネルギーへの移行を確実に進めるために何ができるのかについて説明する。
まず注目すべきは、WEFが掲げている炭素排出量「ネットゼロ」の目標である。
これは不可能な目標であるだけでなく、危険な目標でもある。
炭素は地球上の生命にとって絶対に必要なものである。
実際、炭素の増加は、食用作物を含む植物の成長を助け、人間や動物も炭素を必要としている。
炭素を大幅に削減しようとすることで、WEFは食用作物と人間の両方をより直接的に妨害しようとしているのだ。
第二に、前述したように、「グリーン」エネルギーは、信頼性が低く、効率が悪く、採算が合わないのは言うまでもないが、実際には環境に有害である。
WEFは特に電気自動車(EV)とバッテリーについて言及したが、これらは有毒廃棄物を大量に発生させる。
また、カリフォルニア州やテキサス州のような州は、「グリーン」エネルギーに依存した送電網は、電力不足で事故が起こりやすいという悪夢を目の当たりにしている。
しかしWEFは、「グリーン」エネルギーへの投資が減速していることを懸念している。
WEFは、「化石燃料価格の高騰と、気候変動とエネルギーの目標に関する強い協調が、支出パターンの変化をもたらしている」と指摘している。
WEFは、一般市民にとって大きなダメージとなるガス価格の高騰をプラスに捉えているようだ。
最後に、WEFは共産中国が「グリーン」エネルギーで前進したとされることを挙げている。
WEFは以前、この分野で中国を賞賛するビデオを作成した。
中国は世界最大の汚染国であり、今年石炭採掘量を増やしたばかりだからだ。
「グリーン」エネルギーへの投資が増えることはプラスではなく、潜在的な災いを意味する。
しかしWEFは、一般市民が豊富な電力と自家用車で快適な生活を送ることを望んでいるわけではない。
このグリーンエネルギーの推進は、起こるべくして起こった捏造された危機なのだ。