【SLAY】フランク・バーグマン著 2023年6月24日 - 12:57 午後
https://slaynews.com/news/sweden-dumps-climate-agenda-scraps-green-energy-targets/
スウェーデンは、グリーンエネルギー目標を廃止することで、グローバリストの気候変動アジェンダに大きな打撃を与えた。
スウェーデン議会で新方針を発表したエリザベス・スヴァンテソン財務大臣は、スカンジナビアの国には 「安定したエネルギーシステム」が必要だと警告した。
スヴァンテソンは、風力発電や太陽光発電は国のエネルギー需要を満たすにはあまりにも「不安定」だと主張した。
その代わりに、スウェーデン政府は原子力発電にシフトし、「再生可能エネルギー100%」の供給目標を捨てようとしている。
この動きは、信頼性が低く非効率的な技術に大きな打撃を与えるものだ。
世界経済フォーラム(WEF)のグリーン・アジェンダの目標を達成するため、各国は「再生可能エネルギー」へと突き進んでいる。
WEFのグリーン・アジェンダは、国連、世界保健機関(WHO)、パリ協定、世界銀行、そして民主党のジョー・バイデン大統領政権によって強力に推進されている。
スヴァンテソンは、スウェーデンの新政策を発表し、次のように述べた。
「これにより、原子力発電のための条件が整いました。より多くの電力生産が必要であり、クリーンな電力が必要であり、安定したエネルギーシステムが必要なのです」
環境キャンペーン団体ネット・ゼロ・ウォッチは、この動きを歓迎している。
同団体は、スウェーデンの決定は「正しい方向への重要な一歩であり、不安定な風力発電や太陽光発電の質の低さを暗に認めている。
新しい方向性のもと、スウェーデンは現在、国の「100%脱化石エネルギー」の将来にとって原子力発電が不可欠であると考えている。
スウェーデンは「化石燃料を拒否し、原子力と水力とバイオマスに頼る余裕がある」とネットゼロ ウォッチは示唆している。
スヴァンテソンはまた、WEFのグリーン・アジェンダのエネルギー要件を満たすためにやみくもに推進している他の西側諸国にも警告を送った。
実質的な先進国経済において......工業化と競争力を維持するためには、ガスから原子力への道しかない」とスヴァンテソンは指摘した。
専門家たちは、二酸化炭素排出量の削減は、個々の国にとっても、世界全体にとっても、本当に価値のある目標ではないと主張している。
ガスの潜在的な害は不確かで誇張されている一方で、利点は見過ごされているのだ。
ネット・ゼロ・ウォッチのエネルギー・ディレクターであるジョン・コンスタブル博士は、「ロシアに近いところに住むと精神が集中する」と述べている。
スウェーデンの人々は、「物理的に健全で安全なエネルギー源である原子力に経済を根付かせたいと考えている。
他の世界政府は、グリーンアジェンダの目標達成について「幻想の中で生き続けている」とコンスタブル氏は付け加えた。
「しかし、私たちはグリーンドリームの終わりに近づいている」