【Natural News】2023年6月13日 BY: イーサン・ハフ
https://www.naturalnews.com/2023-06-13-canadian-wildfire-smoke-blocking-sun-solar-panels.html#
カナダの山火事以来、米国東部は十分な「再生可能」エネルギーを生産するのに大変な苦労をしている。
現在、空を覆っているすべての煙が、自然の太陽光がソーラーパネルに届くのを妨げていることが判明し、その結果、ソーラーパネルのエネルギー生産量が約50%減少していると言われている。
報告によると、ニューイングランドに電力を供給する太陽光発電所は、山火事が始まる前と比較して、山火事中のピーク時のエネルギー生産量が約56%減少しているそうだ。
イリノイ州からノースカロライナ州にまたがる地域をカバーする地域送電網運営会社であるPJM インターコネクション LLCは、山火事が始まってから、同社の太陽光発電容量が約25パーセント減少したと述べている。
このような山火事は米国西部でよく見られるものだが、今回の東部での火災は、気象現象が「再生可能」エネルギーを妨げるとどうなるかを、米国の反対側で体験させている。
企業支配のメディアは「気候変動」を非難しているが、実際、山火事が起こるのは事実である。
その際、空は茶色やオレンジ色に霞み、発電用のソーラーパネルに自然の太陽光が届かなくなることがある。
確かに、ソーラーパネルは 「グリーン」で 「排出物」を出さないかもしれない。
しかし、山火事が起きると、結局は発電もできない。
ニューイングランドや中西部の一部では、このような状況が続いている。
ISOニューイングランドの広報担当者であるマット・カクリーは、「今回のような事態は、本当に前例がありません」と語る。
「私たちは、振り返るための過去のデータを多く持っていません。リアルタイムで学ぶこともある」
■■ 「再生可能」なエネルギーは「信頼できない」エネルギー
幸い、ニューイングランドでは、太陽光発電は地域全体の発電量の3%程度に過ぎないため、損失はごくわずかである。
しかし、左派が望めば、すべてのエネルギー発電は、天候が最適でないときに機能しない太陽と風力の組み合わせになる。
石炭も石油もガスも、天候に関係なく稼働することを念頭に置いてほしい。
再生可能エネルギーは空気がよどんでいたり、空に煙が立ち込めて太陽がほとんど見えなかったりすると、その性能を維持するのが難しくなるのだ。
つまり、天候が完璧でなければ、「再生可能」エネルギーは信頼できない。
天候は常に変化しているため、「再生可能」エネルギーの出力も常に大きく変動することになる。
今、最も大きな打撃を受けている州のひとつがニューヨークで、6月6日から7日にかけて1,466メガワット(MW)の太陽光発電が失われた。
ザ・ヴァージは、「規模感を表すために、1メガワットはおよそ800~1,000世帯の電力をまかなうのに十分な電力量です」と報じている。
その一方で、この煙のおかげで地域全体の気温が下がり、涼しく過ごすためにエアコンを稼働させる人が減っていると報告されている。
この煙で窓を開けられるわけではないが。
バイデン政権は、2035年までに全米の電力を太陽光発電のような「無公害」電源に転換する方法を画策している。
2020年9月、カリフォルニア州で発生した歴史的な山火事により、同州の太陽光発電は約30%削減された。
ニューイングランドとは異なり、カリフォルニア州では太陽光発電に頼っており、その発電量は州のエネルギー生産の約14パーセントを占めている。
同年、異常気象とそれに伴う火災により、記録的な数の停電が発生した。