ロシアは欧州で最も低いインフレ率-首相

5月の消費者物価上昇率は2.3%に鈍化、ミハイル・ミシュスティン氏が発表


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【RT】2023年5月23日

https://www.rt.com/business/576764-russia-lowest-inflation-europe/

 

ミハイル・ミシュスチン首相は5月23日(火曜日)、上海のビジネスフォーラムで、ロシアのインフレ率は5月まで鈍化し続けており、この指標は現在ヨーロッパで最も低いと指摘した。

 

「5月初旬の時点で、インフレ率は前年比2.3%に減速している。これは、ヨーロッパ諸国の中で最も低い数値である」と述べた。

 

 

同指標は、2月の10.99%から3月に3.51%へと急降下した後も下がり続けている。

現在、政府が目標としている年間5%を大きく下回っている。

 

これに対し、スイスは4月に2.6%のインフレ率を記録し、ロシアに次ぐ低水準となった。

 

ユーロ圏最大の経済大国であるドイツの物価上昇率は7.2%、フランスは5.9%、イタリアは8.2%であった。ユーロ圏の年間インフレ率は7%を記録した。

 

ミシュスチンはまた、ロシアの失業率が過去最低の3.5%に低下したことを発表した。

 

首相は、欧米の制裁の圧力にもかかわらず、ロシア経済は全体として繁栄していると述べ、国内の決済インフラが発達しているため、信用機関、外国為替、株式市場は正常に機能しているとした。

 

また、政府は地方におけるインフラを近代化する大規模なプログラムを実施し、地元企業を支援していると指摘した。