ペースアップしているフランスのインフレ率   

公式データによると、食料とエネルギーが物価上昇の主な要因となっている

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【RT】2023年5月14日

https://www.rt.com/business/576176-france-inflation-soar/

 

フランスの4月のインフレ率は、エネルギー価格の高騰によって加速したことが、国家統計局インシーが発表したデータで明らかになった。

 

消費者物価は年率換算で5.9%上昇し、3月の5.7%から上昇したことが明らかになった。

 

エネルギー価格の伸びは、主に燃料費の上昇により、3月の4.9%増の後、4月には6.8%に急騰した。  

 

一方、ガス料金の伸びは3月の35.6%から緩和され、4月は前年同月比22.9%増となった。  

 

食品価格は前年同月比15%上昇し、3月の15.9%からわずかに低下した。

 

これは、生鮮品の価格が季節的に下落したことによるものだ。

 

しかし、物価上昇のペースが緩やかになったにもかかわらず、インシーのエコノミストは、食品価格の高騰はエネルギーコストの上昇よりもインフレ全体に大きな影響を与えたと述べている。

 

 

市場調査会社エラベの最近の調査によると、フランスの消費者の43%が、インフレのために特定の食品の購入を控えていることが明らかになった。

 

 

調査対象者のうち、43%が肉を減らし、34%が魚を買い控え、27%がケーキやビスケットをあきらめたと回答している。

 

調査によると、ほとんどのフランスの消費者は、44%がより安い食品を選び、30%が少量の食品を購入するようになり、買い物習慣を調整する必要があった。

 

 

フランスの財務大臣ブルーノ・ル・メールは3月に、インフレ率は今年の夏にピークを迎え、その後緩和が始まると予想していると述べた。

 

フランス銀行総裁のフランソワ・ビレロワ・ド・ガローは、ユーロ圏全体のインフレ率が依然として高すぎるため、引き続き金融政策の主要な懸念事項であり最優先事項であることを認めた。 

 

フランス当局は3月、約50の基本品目からなるいわゆる「反インフレ食品バスケット」を導入し、大規模小売店に対し、6月までこれらの主食の価格を引き上げないよう義務づけました。