オルバン氏、ホワイトハウス復帰のトランプ氏を支持

ハンガリー首相は保守派の集会で前大統領が政権に復帰すれば、「ヨーロッパを苦しめる戦争はない」と語った。

ワシントンDCのホワイトハウスでビクトル・オルバンと握手するドナルド・トランプ氏(2019年5月13日) © AP / Evan Vucci

 

【RT】2023年5月4日

https://www.rt.com/news/575805-viktor-orban-endorse-trump/

 

ハンガリーのヴィクトール・オルバン首相は、ドナルド・トランプ米大統領の再選候補を支持し、トランプ氏に「戻ってきて」ウクライナでの紛争を解決するよう促した。

 

グローバリズムリベラリズムを激しく批判するオルバンは、トランプの過去の大統領選キャンペーンも支援している。

 

トランプ大統領が今日大統領であったなら、ヨーロッパとウクライナを苦しめる戦争はなかったと確信している」と、オルバン氏は5月4日(木曜日)にブダペストで述べた。

 

 

「戻ってきてください、大統領、アメリカを再び偉大にし、私たちに平和をもたらしてください」

 

 

トランプ氏とオルバン氏は、米国のジョー・バイデン大統領がウクライナに数百億ドル相当の武器を供給したことを繰り返し非難し、そうすることで紛争が「第三次世界大戦 」にエスカレートする危険があると主張している。

 

 

トランプ氏は当選すれば、「この恐ろしい戦争を24時間以内に終わらせる交渉をする」と何度も主張しており、オルバン氏は昨年、トランプ氏が2020年に2期目の大統領に当選していれば、紛争が勃発することはなかったと信じていると述べている。

 


オルバンは、毎年開催される米国の右派系イベントのハンガリー支部である「保守政治行動会議(CPAC)」で演説を行った。ハンガリーの指導者は演説を通じて、トランプ氏が定期的に口にするポピュリズムのテーマに触れ、トランスジェンダー思想、大量移民、米国が支援する中東や旧ソ連での「カラー革命」などを非難した。

 

 

オルバンは、前米大統領への支持を公言している。先月、トランプ氏がニューヨークの裁判所で選挙資金に関する告発を受ける前夜、オルバン氏はツイッターで、袂を分かった共和党議員に「戦い続けろ」と促し、「我々はあなたとともにいる」と付け加えた。

 

 

その数年前、ハンガリー首相は、2016年に成功したトランプ氏の選挙キャンペーンを支持した最初の外国人指導者であり、2020年のトランプ氏の再選を支持した。

 

 

2010年に就任したオルバンは、昨年テキサス州で開催されたCPACで講演し、タッカー・カールソンらをブダペストで迎え入れるなど、米国の右派の著名人たちとつながりを築いてきた。

 

オルバンは、ブリュッセルのリベラルな官僚機構に対抗する自分の闘いを、ワシントンの「アメリカ最後のグローバリスト」と呼ぶ人々に対抗するトランプのキャンペーンと類似していると考えている。

 

「近代民主主義の2大神殿であるワシントンとブリュッセルは、いまだにリベラル派の手中にある」とオルバンは5月4日(木曜日)に語った。

 

「それを変えさせよう」