【ゼロヘッジ】タイラー・ダーデン著 2023年4月30日(日)午前12時30分より
ロシアがウクライナ全土の都市に大規模な空爆と巡航ミサイル攻撃を行った翌日、4月29日(土曜日)に無人機がクリミアの防空網に侵入し、半島の主要港セバストポリの燃料庫を爆破した。
ロシアの黒海艦隊の本拠地であるこの港町は、戦争中、ウクライナから散発的に長距離の無人機攻撃を受け、ゼレンスキー大統領が「解放」を約束し続けてきた場所でもある。
4月29日(土曜日)の大半は、同市のカザチャ・ベイ地区で大規模な火災が発生し、セヴァストポリ知事のミハイル・ラズヴォシャイエフ氏がテレグラムで「予備情報によると、無人機の攻撃によるものだ」と初めて発表した。
彼はまた、「約1,000平方メートル」という非常に大きな火災の規模を確認した。
ソーシャルメディアでは、巨大な火球と煙の雲を示す画像や映像が出回っている。
「民間インフラへの脅威はない」と、死者や負傷者を出さなかったこの攻撃について述べた。
その後、火災は救急隊員によって制御され、収まったと報告された。
ロシア国営メディアの報道によると、「知事はまた、石油貯蔵所が少なくとも2機の無人航空機に狙われていたことを明らかにし、そのうちの1機は貯蔵所の警備員によって撃墜された」という。
さらに、「しかし、2機目は通過し、大火災を引き起こした」という。
ウクライナの無人航空機は、最近、ロシアの奥地にも進出しており、5月1日(月曜日)には、モスクワ郊外の森に墜落した無人機が発見された。
ウクライナ軍は、ドローンを使った「暗殺」未遂の噂が最近あることから、ロシアのプーチンにとって快適でない生活をさせようとしている。
先月、プーチン大統領自身がクリミアを訪れ、当局が実施した「住民投票」によってロシア連邦への加盟が圧倒的多数となり、ウクライナから併合されてから9周年を記念する式典を行った。