【フリーウエストメディア】2023年2月22日 7:58 am
https://freewestmedia.com/2023/02/22/uk-anti-terror-outfit-warns-against-tolkien-and-shakespeare/
シェークスピアの劇やトールキンの小説は、極右感情の指標となるのだろうか?
英国のテロ対策機関が出した結論である。
イングランド国教会が、神は「性別にとらわれない」存在であるべきだと示唆したことを受けてのことである。
英国のテロ対策プログラム「プリベント」が「研究・情報・コミュニケーション局」の下で、「極右」感情の警告サインと見るべき書籍や映画のリストを公表したと、英デイリー・メール紙が報じた。
同機関は英国政府直属の機関である。
その中には、シェークスピア全集、ベオウルフやカンタベリー物語などの中世の武勇伝、トールキン、オーウェル、ハックスレー、バークなどの英国人作家が含まれているという。
この文書では、古典を「白人民族主義者」の「主要作品」と表現しているようだ。
この評価は、極右のインターネットプラットフォーム上の「読書リスト」に基づいているという。
報告書には、そうした読書リストのスクリーンショットも掲載されている。
そこには、「重要なテキスト」という見出しで言及されたいくつかの作品が、イギリスのファシスト、オズワルド・モズレーの写真とともに掲載されている。
歴史学者で広報担当のアンドリュー・ロバーツは、これらの著作のリストについて「実に驚くべきことだ」とコメントしている。
ハックスレー、オーウェル、トールキンなど、リストアップされた作家の何人かは「反全体主義の作家」であったという。
■■ 英国国教会が覚醒
一方、リッチフィールドの司教、マイケル・イプグレイブ右牧師は、「ジェンダー言語に関する新しい共同プロジェクトをこの春に開始する」と発表した。
これはおそらく、教会の棺桶に打ち込まれる最後の釘となるだろう。
教会の会員と出席者は減少の一途をたどっている。
実際、イギリスでは若年層の会員数が2%にまで落ち込んでいるとの報告も多い。
元CIAのアナリスト、マイク・ブラホス氏は最近、国家は人口をよりよくコントロールするために、宗教を破壊することに熱心であるとコメントした。