写真 SDP Hrvatske
【National File】by:カレン・マクエ 2023年2月6日
https://nationalfile.com/this-is-deeply-immoral-croatian-president-criticizes-natos-handling-of-ukraine-war/
クロアチアのゾラン・ミラノビッチ大統領は先週2月6日(月曜日)、首都で記者会見し、ウクライナに最近納入された重戦車とNATOの紛争への対応全般を批判した。
NATO加盟国であるクロアチアの指導者は、この納入は戦争を長引かせるだけだと主張した。
「私は、殺傷力のある武器を送ることには反対だ。それは戦争を長引かせる」と述べた。
さらに、紛争を今日までエスカレートさせた責任は、米国とその同盟国にあると主張した。
2014年以来、私たちは、この戦争を引き起こすことを意図して、「誰かがどのようにロシアを挑発するかを見てきた」と、クロアチア大統領は語った。
「まあ始まってしまったし、どうするんだ? 1年が経過し、今ちょうど戦車の話をしているところだ」と続け、NATOの目標を無目的なものと決めつけている。
「なぜ初日から戦車を送らなかったのか。ソ連に残っていた1000両以上の戦車がすでに破壊されたにもかかわらず、ドイツ軍の戦車を送り込む。この戦車も同じ運命だ」。
「この戦争の目的は何ですか? 国境で戦う核超大国に対する勝利か?」 ミラノビッチ氏はそう問いかけた。
「そのような国家を通常手段で打ち負かすことができるのか? 答えは何か、分割することが可能なのか? そして、それに対して何千発もの核弾頭を打ち込み、皆が泣くことになるだろう」と述べた。
さらに彼は、ここ数週間加速しているウクライナ軍が受けた圧倒的な犠牲を強調した。
「ウルスラ・ヴァン・デル・ライエンは2ヶ月前、10万人のウクライナ人兵士が死亡し、さらに25万人が負傷したと言った。もしそうなら、今15万人が死んでいることになる」とミラノビッチ大統領は続けた。
「ロシアは弾薬や大砲で優位に立っており、その数は無限だ。ウクライナが完全に無人になることが解決策なのだろうか?」
「私はウクライナの大統領ではないが、この国に同情していた」と彼は続けた。
ミラノヴィッチ氏は、米国や欧州の大国について、「昨日までの平和主義者や西側諸国の平和の闘士たちは、今や他人の血を飲みたがっている。これは非常に不道徳なことだ。欧米という集団がやっていることは、実際には存在しないのだから」。
ミラノヴィッチ氏は最後に、このままエスカレートし続ければ、クレムリンは中国との関係を緊密化させることになり、それは西側諸国にとって「政治的に賢明でない」ことであると述べた。
ドイツや他の数カ国がウクライナに重戦車を送るという最近の決定は、数カ月に及ぶバフムトの戦いが急速にエスカレートしていることを受けてのことだ。
NATOの指導者たちは、ベラルーシからの新たな攻撃への懸念から、包囲された都市から撤退するようウクライナに要請している。
ウクライナ軍は壊滅的な打撃を受けていると思われるが、正確な数字は確認できていない。
あるウクライナ人記者によると、到着したばかりの新兵の生存時間は、バフムート方面でおよそ4時間であるという。
この数字が正確かどうか尋ねると、前線の兵士はためらいながらも、「もっと長いと思う」と答えた。