【Rairfoundation】2023年1月21日
英国の元首相トニー・ブレアは、世界経済フォーラム(WEF)などの組織に対し、誰が予防接種を受けたか、受けていないかを追跡する「デジタル・インフラ」を設置するよう政府に圧力をかけるよう呼びかけた。
社会主義者であるフェビアン協会のメンバーでWEF アジェンダ コントリビューターでもあるブレア氏は、スイスで開催されたWEFの年次総会で、政府が管理するデジタル予防接種データベースを呼びかけた。
元首相は、ワクチン接種者と未接種者の状況を監視するための「テクノロジーとデジタルインフラ」の重要性を強調した。
■■ ワクチン接種の準備中
「データが必要だ」とブレアは述べた。
「誰がワクチンを接種し、誰が接種していないのかを知る必要があります。また、現在開発中のワクチンの中には、複数回の注射が必要なものがあることも明らかにしました。そのため、適切なデジタルインフラが必要なのですが、多くの国ではそれがありません。実際、ほとんどの国がそれを持っていません」。
■■ デジタルIDの提唱者
元英国大統領のシンクタンクであるトニー・ブレア インスティチュート フォー グローバル チェンジは、何年も前からデジタルIDの普及に取り組んできた。
「コビットパスの使用は、ワクチン接種の動機づけと感染の抑制という2つの目的を果たすことができます」とブレア氏の団体は述べている。
ブレア氏自身は、ワクチンパスポートの義務化とワクチン未接種者への罰則を提唱している。
2021年1月、ブレア氏は、英国が率先して世界的なワクチンパスポート制度を主宰すべきだと主張した。
「まったく新しい世界になる」とブレアは宣言し、「そのことを早く把握し、今後数年間に深い影響を与えるために必要な決定を下し始めることができれば、より良い」と付け加えたのだ。
ブレアは、人々がその時々に最も恐れるものに対する解決策は、より多くの国家権力であると示唆する機会を逃すことはほとんどなかった。
社会主義者のブレアは首相として、強制的なIDカード制度を立ち上げたこともあったが、連立政権はこれを廃止した。