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【フリーウエストメディア】2022年11月23日
2022年、フラマン政府は世界経済フォーラム(WEF)の会費として175,763.87ユーロ、ダボスで開かれるWEFの年次総会への参加費として27,000スイスフラン(約27,300ユーロ)を支払うことになった。
これは、フランドル地方のサム・ファン・ロイ議員の議会質問に対するヤン・ジャンボン大臣兼会長の回答によるものである。
ヴァン・ルイ議員は、「フラマン政府はこのように、明確に定義されたイデオロギー的課題、すなわちグローバリズムを追求する世界的なロビー団体を正当化し、助成している」と回答している。
ドイツの経済学者クラウス・シュワブ氏が率いる世界経済フォーラム(WEF)は、近年ますます批判を浴びている。
WEFは意見交換やネットワークづくりの場であると主張しているが、少なくとも政府の決定の多くがWEFのイデオロギー的目標と結びついており、WEF内での合意に端を発しているという認識が生まれているのだ。
全体として、この国際的なロビー団体は、多数の政府を巻き込んだグローバリズムの未来アジェンダを公然と追求している。
WEFのクラウス・シュワブ氏によれば、このアジェンダは、「教育から社会契約、労働条件に至るまで、社会と経済のあらゆる側面を刷新するために共同かつ迅速に行動する」ことによって「より安全で平等で安定した世界」を目指す、いわゆる「大リセット」に最近結晶化したようである。
ブラウズ・ベングの議員、サム・ヴァン・ルイ氏。アントワープ大学で工学の学位を取得し、2001年から2006年までプロのサイクリストとしても活躍、フランダースユースチームでレースにも参加した。
フィリップ・デウィンターの後任として、アントワープ市議会のブラウズ・ベング・グループリーダーを務めている。
民主的な立憲国家の国民は、追求された政策について透明性を得る権利があるため、ヴァン・ルイはフランドル地方の大臣兼大統領であるジャンボンに、フランドル地方政府とWEFの関係や協力について質問した。
■■WEFとの定期的なコンタクト
ジャンボン氏は、「ダボス会議でWEFの会合に参加する以外、WEFと構造的な接触はない」としながらも、「フラマン政府レベルでは、より定期的な接触がある」と回答している。
首相によると、これらの接触は、ダボス会議以外も含め、毎年行われるさまざまな活動やプロジェクトのフォローアップも目的としているという。
2020年まで、フランドル地方政府はWEFに年会費55,000ユーロを支払っていた。
しかし、2022年以降、フランドル地方はWEFの「アソシエイト・パートナー」に「昇格」し、年間175,763.87ユーロ以上の会費が必要となった。
この拠出金は2022年分はすでに支払われており、2023年分も同様の請求書が来る予定である。
「アソシエイト・パートナーシップ」について、ジャンボンは次のように述べている。
アソシエイト・パートナーシップは、フランダース地方が年間を通じてより多くの活動に参加できるという利点があり、さらに、テーマ別プラットフォーム「貿易と投資の未来を形作る」内でプロジェクトが進められている。
「これらの活動やプロジェクトは、さらなる認知度を高め、政策について学び、貢献する機会を与えてくれるでしょう」。
このように、フランドル地方政府とWEFとの関わりはますます深まっている。
首相は、WEFはフランダースにとって重要な国際企業の意思決定者と短期間で話をすることを可能にする組織であるため、フランダースにとって付加価値があると主張した。
「WEFは、これらの会談を容易にするための枠組みを提供する」とジャンボン首相は述べ、さらにWEFの会員であることを「フランダース政府の政策手段」であり、「連合協定の目標を実現するため」であるとした。
また、ジャンボンは今後、WEFとの協力関係をさらに強化する意向を表明した。
■■ WEFの任務とされるもの
ジャンボン氏によると、「世界経済フォーラムの使命は世界の状況を改善すること」だが、その使命は政治的に正しく、覚醒しているように見えると同党は声明で述べた。
WEFは、包摂、多様性、オープンボーダー、気候・CO2ヒステリーといったイデオロギー的なアジェンダを掲げている。
ジャンボンは、「WEFは我々にスペシフィケーションを追求するよう求めていない」と主張している。