薪の期限に間に合わず大臣が辞任

モルドバ政府高官、冬用燃料の販売サイトをしくじった


写真:©Guido Mieth / Getty Images ©Guido Mieth / Getty Images

 

【RT】2022年9月9日

https://www.rt.com/russia/562477-moldova-minister-firewood-website/

 

 

モルドバ環境相は、冬の暖房用薪の購入を支援すべきウェブサイトの立ち上げ期限を守らなかったとして首相から批判を受けた翌日、辞任した。

 

イウリアナ・カンタラギウは、9月8日(木曜日)にその職を辞した。

 

フェイスブックでの声明で、彼女は環境省での改革の実績をアピールし、一緒に働いていた人たちに感謝の意を表した。

 

ナタリア・ガヴリリータ首相は彼女の辞任を受け入れた。

 

首相は政府会議で、モルドバ人が冬の季節に薪を買うのを助けるサービスを立ち上げなかったことについて、カンタラギューを批判した。

 

ポータルサイトlemne.mdと電話ホットラインは9月1日に開設されるはずだった。

 

カンタラギュー首相は、ウェブサイトの開発に携わった正体不明の「パートナー」を遅延の原因とし、2週間以内に準備が整うだろうと述べた。

首相は、そのころにはこのサービスは必要なくなるだろうとの見解を示した。

 

「物事は、情報が有用であるように時間通りに実行されなければなりません。ボランティアなら1日でウェブサイトを作成できる」とガブリリタ氏は指摘した(地元メディアの引用)。

 

同相は同日の記者会見でこのやりとりについて問われ、メディアは辞任が迫っているのではないかと推測した。

彼女は、「私たちのコントロールの及ばないことがある」から、期限に遅れることは 全く普通のことだと言った。」

 

8月上旬、国家林業機関モールズィルヴァは、世界的なエネルギー危機の中で需要が増加し、モルドバが薪不足に陥る可能性があると警告した。

環境省は、このポータルが価格高騰を防ぐのに役立つと述べた。

 

この提案は、モルドバ語で「薪」を意味するウェブサイトを作ることが公的資金の最善の使い方なのかどうか、市民から嘲笑を浴びることになった。