ギリシャは危機的状況にあるドイツ人に冬の宿を提供する。

観光大臣がメディアに語ったところによると、エネルギー不足の中、ギリシャの温暖な気候は観光客の天国となる可能性があるという。

 

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【RT】2022年7月14日

https://www.rt.com/news/558977-germany-greece-tourism-winter/

 

 

ギリシャの観光大臣ヴァシリス・キキリアスは、7月14日(木曜日)に、ドイツ人の高齢の観光客を歓迎し、来るべき冬、インフレ、エネルギー危機からの避難場所を提供することを提案した。

 

 

 

秋と冬には、ギリシャのもてなし、穏やかな気候、質の高いサービスなど、『地中海の冬』を体験したいドイツの年金生活者を、我々ギリシャ人は喜んでお迎えします」と、ドイツのタブロイド紙「ビルト」に語っている。

 

"ここでお待ちしております "と。

 

 

ギリシャクレタ島ハニア市長のパナギオティス・シマンディラキスは、彼のコメントに同調した。

 

 

「この冬、危機を離れてここに滞在したいドイツ人を一人残らず招待する」と彼は言い、地元のもてなしと、ヨーロッパで最も年間を通じて良い気候であることをアピールしている。

 

 

「暖房は必要ありません」とシマンディラキスは語った。

 

 

7月13日(水曜日)には、ルーマニアのフノール・ケレメン副首相が、ロシアへの制裁により、EUはここ数十年で最も厳しい冬を経験する可能性があると警告した。

 

 

「厳しい冬になるだろう。おそらく過去40〜50〜60年で最も厳しい冬になるだろう」と述べた。

 

 


ビルトは7月10日(日曜日)に、暖房費の高騰で多くのドイツ人が請求書を払えなくなる可能性があると報じた。

 

 

また、同紙は、ロシアがガスの供給を停止した場合、ドイツはこの冬も値上げを経験するだけでなく、深刻なエネルギー供給不足に直面する可能性があると警告している。

 

 

こうした懸念は、ロシアのガスメジャーであるガスプロムが、7月下旬に完了する予定の年次メンテナンスのためにガスパイプライン、ノルドストリーム1の操業を停止して以来、より緊急のものとなっている。

 

 

6月中旬には、ロシアへの制裁措置によりカナダから返却された整備済みのタービンが間に合わず、同ルートのガス流量が40%に落ち込んだ。