【America First Report.com】BY:ラモン・トメイ 2022年8月13日
Robots Replacing Shelf Stockers in Japanese Convenience Store Chain – America First Report
■■ 食料品ロボット
日本のコンビニエンスストアでは、ロボットが人間の代わりに棚卸しをすることになりそうだ。
コンビニエンスストアのファミリーマートは、東京に本社を置くTelexistence社と共同で、TX Selective Compliance Assembly Robot Arm (TX SCARA) と呼ばれるロボットを全国300店舗に配備することになった。
冷蔵庫の飲み物を補充するために設計されたこのロボットアームは、技術企業によると、現在量産されているとのこと。
「TXスカラは、冷蔵庫の棚に瓶や缶を補充するという特殊な作業を行うために作られました。この作業は、一般的に従業員がしばしば不快な環境で行う反復的で退屈な作業です」と、Telexistence社は8月10日の声明で述べている。
「TXスカラは24時間365日稼働し、棚の補充を行うことで、店員からこの作業を完全に取り除くことができます。ロボットとそのAIシステムの導入により、従業員を増やすことなく時間的な余剰が生まれ、その時間を接客や店頭強化に振り向けることができ、より質の高い労働環境と店舗運営を実現することができます」。
このロボットは、98%の時間、人間の手を借りずに作業することができる。
人工知能が故障したり、場違いなものに遭遇した場合には、遠隔操縦のオプションが利用できる。
TXスカラ1台は、導入されたすべての店舗で、人間が1日に行う作業の1~3時間を代替することができる。
このロボットの導入には、店員の負担軽減と、日本の労働力不足に対応するという2つの目的があるとテレシスタンスは述べている。
「ファミリーマートにとって、労働人口の減少は安定した店舗運営を続けるための重要な経営課題の一つです」と、同社の加納朋宏部長は語る。
また、TXスカラを採用した結果、新たに生まれた時間を、接客や店頭の強化に振り向けることができるという。
本国で1万6千店舗のコンビニエンスストアを展開するファミリーマートは、ロボットストッカーの人件費とメンテナンス費用をテレックスに月額で支払うことになる。
この料金には、必要に応じてバーチャルリアリティヘッドセットを使ってTXスカラユニットを操縦する遠隔地の作業員のサポートも含まれている。
■■ ファーストフードチェーンでもロボットが人間のコックに代わっている
ロボットが人間の調理師を代替する流れは、日本だけにとどまらない。
実は、アメリカのレストランもこれに倣っている。パンデミックによる人員削減と、その穴を埋めることができなかったため、いくつかの企業がロボットに切り替えたのだ。
ファーストフードチェーンのホワイトキャッスルは、フリッピーと名付けられたロボットフライ調理人を擁し、この時流に乗った企業の一つである。
インディアナ州メリルビルにある同店42号店のフライ・ステーションで働くこのロボットアームは、1日23時間働き、1時間は清掃とメンテナンスに当てられる。
フリッピーの主な仕事は、フライドポテト、チーズスティック、オニオンリングなどのサイドメニューの調理です。
ホワイトキャッスル社の副社長であるジェイミー・リチャードソン氏によると、フリッピーは単なる客寄せのための仕掛けではない。
フリッピーは単なる集客のための仕掛けではなく、その専用作業によって、人間がお客さまに接する時間を増やすことができるのだ。
「フライヤーがカバーされていることがわかれば、ダイニングルームやドライブスルーで注文を取るために適切な人材を確保することができるのです」と彼は言う。
メキシカンファーストフードチェーンのデルタコは、顧客の飲み物注文を満たす機械で追随した。
デル・タコのオペレーション・イノベーション担当副社長ケビン・ポープによると、この機械は客が選んだ飲み物を自動的に準備することを目的としており、すべての注文をこなすのに必要な時間を数秒短縮することができる。
カップに氷を入れ、飲み物を注ぐ。そして、カップに蓋をし、ベルトコンベアの先端に完成した飲み物を運びます。
人間は、自分で作る代わりに、飲み物を手に取るだけでいいのである。