ロシアはウクライナと交渉する用意がある ― クレムリン

クレムリンキエフに2つの要求を提示

要求は過去8年間と全く同じである。
1)ドンバスの独立を承認すること。
2)NATOに加盟しようとしないこと

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© AFP / Natalia KOLESNIKOVA

【RT】2022年2月24日

 

モスクワは、ウクライナで現在行われているロシアの軍事攻勢に関して、キエフと降伏条件を交渉する用意があると、クレムリンのドミトリー・ペスコフ報道官が2月24日(木)に述べた。

ペスコフ報道官によると、ロシアのプーチン大統領は、中立的地位の保証と領土内に武器を置かないという約束を得ることを中心に、ウクライナ側と話し合いを行う用意があることを表明した。

 

ペスコフによれば、これらの条件は、ウクライナの非軍事化と非武装化を実現し、ロシアが現在国家と国民の安全に対する脅威と見なしているものを排除することを可能にするものであるとのことだ。

 

「大統領は、いわゆる『レッドライン』問題を解決するために、我々がウクライナに何を期待するかというビジョンを打ち出した。これは中立的な立場であり、兵器の配備を拒否することだ」とペスコフ氏は明言した。

 

報道官は、交渉のタイミングはプーチンが決めると付け加えたが、ロシアは「ウクライナの指導者がそれについて話す準備ができている場合のみ」関与すると確約した。

 

「作戦には目標があり、それは達成されなければならない。大統領は、すべての決定がなされ、目標は達成されると述べた」とペスコフ氏は続け、キエフが要求を満たすことに同意すれば、現在のウクライナへの軍事攻撃は中止される可能性があることを示唆した。

 

2月24日(木)早朝、プーチンウクライナで「特別作戦」を発動した。

ドンバス地域のドネツク民共和国とルガンスク人民共和国の「平和の確保」を目的としたものだと思われる。

 

両共和国の指導者はここ数日、ウクライナ軍による自国領土への攻撃を主張している。
2月24日(木)にかけて、この作戦は本格的な攻撃となり、ウクライナの空港、軍事基地、首都キエフを含む都市が空爆で被害を受け、ウクライナ軍の対応を不能にしようとロシアが試みている。