プーチン大統領、カホフカ・ダム襲撃事件を「野蛮な行為」と断じる

ロシア大統領は、トルコ側との会談で、ウクライナとその支持者はエスカレーションを求めていると述べた。

ロシアのプーチン大統領 © Sputnik / Gavriil Grigorov

【RT】2023年6月7日

https://www.rt.com/russia/577661-putin-dam-attack/


ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は、ケルソン州のカホフカ・ダムの破壊について、初めてコメントした。

 

彼は、ウクライナとその西側支援者が危険なエスカレーションの道を歩んでいると非難した。

 

 

6月7日(水曜日)にトルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領と電話で話したロシアの国家元首は、「ケルソン地方のカホフカ水力発電所を破壊した野蛮な行為」を例に挙げた。

 

プーチン大統領によると、これは下流で 「大規模な生態学的・人道的大惨事」を引き起こしているとのことだ。

 

大統領はさらに、ウクライナはロシア国内を含め、「戦争犯罪を犯しており(中略)公然とテロリストの手法を用いている」と述べた。

 

これらはすべて、西側諸国によって幇助されている、とプーチン氏は指摘した。

 

 


6月6日(火曜日)、ロシアの国連常任代表であるヴァシリー・ネベンジアは、「キエフ政権 」が 「テロ計画」を実行していると非難した。

 

さらに、破壊行為がかなり前から計画されていたことを示す兆候があると付け加えた。

 

外交官によると、キエフは他の場所での反攻のために自軍を解放するという思い切った手段を取り、また 「ロシアを選択したクリミア人に復讐し、クリミアの住民を水のない状態にした」という。

 

 

ネベンジアは、ダムを爆破したのはロシア軍だとするウクライナの言い分を、「よく調整された偽情報キャンペーン 」と断じた。

 

また、6月6日(火曜日)には、クレムリンのドミトリー・ペスコフ報道官が、ダムは 「ウクライナ側の意図的な妨害行為」の結果として破壊されたと主張した。

 

同報道官は、キエフの指導部が、反撃の試みが失敗に終わったことへの報復として、発電所を標的にしたと主張した。 

 

カホフカダムは6月6日(火曜日)の朝、一部が破裂し、ドニエプル川沿いの複数の町や村に洪水を引き起こした。