カブール空港で人々が殺到

アフガニスタンのカブール空港で人々が殺到。

すでにおよそ230人ほどのクリスチャンが斬首されていると報じられています。

このような中で、小さい子どものいる家族も圧死しました。

どれだけの人が死傷しているかこの状況では分かりません。

これからもアフガン人、アメリカ人、イギリス人等、どれだけ殺戮されるのか……。

アメリカ政府が自国民を見捨てました。どれだけの恐怖に晒されていることか。

誰も助けてくれません。食べるものもないという緊急事態です。

現地に残されていて出国もできないという多くのアフガン人、数千人のアメリカ人、約4000人のイギリス人がいます。

米軍と英国軍とが入っていますが、対立して、いさかいになったりもしているようです。

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■Total World Newsによると、

タリバンから逃れようと必死になっている家族、幼児を含む少なくとも7人がカブール空港で押しつぶされて死亡した。

アフガニスタンから脱出しようとする何千人もの人々が、西側へ向かう飛行機に乗るための最後の脱出ルートに続々と押し寄せ、殺戮が続いている。

タリバン政権発足以来、最悪の事態と言われている昨日、空港の外では銃撃戦の中で群衆が押し寄せ、恐ろしいほどの押し合いが発生した。

男性、女性、子供が31度の暑さの中で押しつぶされ、多くの人が食料を持たず、疲労や窒息で倒れているという報告もあった。

 

当初から今も、いろいろな報道を見ていますが、状況が錯綜しているのかメディアが錯綜しているのか、偽の情報が入っているのかがよく分かりません。

最初のころには、これまでよく情報を得ていたフリージャーナリストたちの見解を見ていましたが、全く180度言っていることが違っていました。

あるアメリカのフリージャーナリストたちは、タリバンは平和的にカブールを占拠することに成功し、女性や子どもたちの人権をシャリーア法(イスラム法)に基きつつ、尊重しているという情報、画像なども見ました。

 

しかし、日に日に、あきらかに形相がカオス化しており、タリバンによる残されてしまったアメリカ人の殺戮、虐待が横行しています。

途上で何があったのか、あるいは信用ならない報道メディアが嘘を流しているのか、もしや、タリバンを装った別の人間たちも入っていて混沌となっているのか、とにかく、殺戮の狂気が拡大していると見えます。

 

当初、「アフガニスタンからの安定した撤退」と言われていたことが、数日で地獄絵図に変わりました。元々は演じられていたのかとも思えます。

タリバン”というのは(生徒・学生)という意味です。まさに学生を指すのです。しかし今、彼らはアメリカのせいでこうなったとも言っているのです。何をなすりつけているのか。

 

また、やっかいなこととしては、中共中国共産党)がタリバンと結託したがって、すり寄っています。両方がチンピラ的な似た者同士ならいずれは結託することなく、関係は崩壊するでしょう。イスラム原理主義タリバンと、無宗教である中国共産党とでは、相容れないことは100%明らかでしょう。しばし、手を組んでも、仲間にはなり得ません。

 

まだこれから事の経緯を見て、どういう状況になっていくのかを祈って、知って行くことが必要と思います。これは本当に厳しい状況です。どれだけの人が混乱の中で殺されていくのか、考えるだけでも恐ろしいです。

 

あと、一つ言えることは、アフガニスタンでのこの政府転覆とタリバンの主都占拠は、あちこちで勃発していた紛争の最後のパートの一つになっていくのではないかということです。

さらに、もう一つ言えば、終わりの時代になるにつれ、世界中のイスラム教国(テロ組織も含め)て、世界に激しい混乱を巻き起こすというのがコーランが語っていることです。そういう観点もあり得ます。

彼らのメシア(救い主)であるマフディーがその激しい混乱の時代に出てくると彼らは信じて待ち望んでいますから。


そして、創世記16章11節から12節に、根本的なことが書かれています。現代の状況においても創世記の時代においても、聖書に書かれている預言は、何千年あとになっても必ず実現するのです。

 

この箇所は、父祖アブラハムという人の2人の息子のうちの兄、イシュマエルについてです。(弟はイサクです。この兄弟は母親違いです)

「さらに、主の使いは彼女に言った。『見よ。あなたは身ごもって男の子を産もうとしている。その子をイシュマエルと名づけなさい。主が、あなたの苦しみを聞き入れられたから。
彼は、野生のろばのような人となり、その手は、すべての人に逆らい、すべての人の手も、彼に逆らう。彼は、すべての兄弟に敵対して住む。』」

 

と、まさに今でも分かるように、アラブ人、ムスリムイスラム教徒)の人たちの性質はそのまんまです。(*もちろん、普通の一般人、穏健な人々もたくさんおられますが、)

兄弟(ムスリム)同士で常に戦いあって相反しあってきました。今もそうです。彼らの気質はまさに、「野生のろば、兄弟に敵対する者」です。

だから、争いは絶えることはないのです。

 

……しかし!未来はまだ続いていきます。もっと先の時代、今の時代と大患難時代が終わったあとの、御国(千年王国)の時代になると、それまでには実現できなかったこと、考えられなかったことが起こります。

(これは地上で起こることです。地球は無くなりません)

 

■聖書の箇所は、イザヤ書19章22~25節です。

 主はエジプト人を打ち、打って彼らを癒やされる。彼らが主に立ち返れば、彼らの願いを聞き入れ、彼らを癒やされる。
その日、エジプトからアッシリアへの大路ができアッシリア人はエジプトに、エジプト人アッシリアに行き、エジプト人アッシリア人とともに主に仕える。
その日、イスラエルはエジプトとアッシリアと並ぶ第三のものとなり、大地の真ん中で祝福を受ける。
万軍の主は祝福して言われる。「わたしの民エジプト、わたしの手で造ったアッシリア、わたしのゆずりの民イスラエルに祝福があるように。」

 

今の時代では実現ができなかった和解も、千年王国ではイスラエルとエジプトとアッシリア含めた全土、つまり、聖書の舞台である中東全域も祝福され、癒やされています。

 

(おおよそざっくりですがこの周辺)

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この時にはもはや、ユダヤ人とアラブ人、またその他の国とも今のように敵対することがなくなります。和解が実現するのです。

これまでの人類史から大患難時代までの期間、人間が人間を世界統治してきたことで、支配と戦い殺戮と貪欲と略奪と、ありとあらゆる人間の罪の性質が世界中にはびこってきました。

 

しかし、神の統治下(イエス・キリストの統治)においては、人間が人間を支配することもなく、真の平安、「シャローム/Shalom」が現れます。