宇宙人とは堕天使・悪霊 【聖書の観点から】

UFOや宇宙人、宇宙軍など最近はそういう話が多いです。

皆、未知への遭遇は素晴らしいものだろうとポジティブに思われるでしょうし、ロマンがあふれているのではないかというように思われています。

 

■聖書の観点の前提

 

イエス・キリストの信仰者としての私の聖書の観点から、まず前提を言いますが、聖書は無駄なことが書かれておらず、過不足無しの本です。

聖書からの文字を省いても付け足してもいけないという、そういう本です。

 

つまり、聖書の創世記から黙示録までの全書だけで、どの時代のどの国の人にもこの書を悟ることができるというようになっているのです。

(*旧約聖書でまだまとまって聖書ができていない時代の人々は別ですが)

そして、聖書の記述に勝手につけ足しても差っ引いてもいけないのです。

 

例えば、個人的に聖書のここの解釈はこう思うんだけれどどうだろうかとか、聖書でのこの人物はこういう性格ではないかとか、そういうことを自分なりに聖書の勉強で、考察したりすることは全く構いません。それは一人ひとりの自由です。人とシェアすることもとても良い勉強になります。

 

ただ、聖書に書かれている記述を曲げたり変えたり削除したりしてはいけないということです。

黙示録22:18-19に書かれています、
この書物の預言の言葉を聞くすべての者に、わたしは証しする。これに付け加える者があれば、神はこの書物に書いてある災いをその者に加えられる。

また、この預言の書の言葉から何か取り去る者があれば、神は、この書物に書いてある命の木と聖なる都から、その者が受ける分を取り除かれる。

 

と、警告をされています。

 

■ここから宇宙人の件

 

ここまでは前提のお話でしたが、ここからは宇宙人の件です。宇宙人というのは宇宙に居る何らかの生命体が宇宙人だと言われています。聖書には地球外生命体や宇宙人やエイリアンという記述はありません。

 

しかし、聖書に書かれている中で、空から地上へやってきている存在が出てくるのが、創世記の6章、ちょうどノアの箱舟のお話の手前の箇所です。

この箇所です。↓↓


◆創世記6章
6:1 さて、地上に人が増え始め、娘たちが生まれた。
6:2 神の子らは、人の娘たちが美しいのを見て、おのおの選んだ者を妻にした
6:3 主は言われた。「わたしの霊は人の中に永久にとどまるべきではない。人は肉にすぎないのだから。」こうして、人の一生は百二十年となった。
6:4 当時もその後も、地上にはネフィリムがいた。これは、神の子らが人の娘たちのところに入って産ませた者であり、大昔の名高い英雄たちであった

ノアの箱舟のノアのころには、もう、地上に人間が多くなっていました。

それをみた「神の子」ですが、分かりづらいと思いますが、ここの記述は、堕天使です。堕天使というのはつまり悪霊です。元々、神様のいる天にいた天使が堕落して、悪霊といわれるようになったわけです。

 

空から堕天使(悪霊)がやってきて、人間の娘と性交しました。聖書では天使の大きさは人間と同じなのです。それについては聖書の中で複数回出てきます。天使の大きさと人間のサイズは同じです。それゆえに人間の女性と性交できたのでしょう。悪霊のままでなく憑依して性交したのかもしれません。

 

他の、福音書などでは悪霊は地上では何かに憑りつかなければいけないようです。苦しいのかどうなのかは知りませんが、何でも憑依していないと地上での動きがセーブされるのかもしれません。

 

とにかく、豚にでもいいから入れてくれと悪霊たちが懇願している箇所が福音書の中で書かれています。以下の箇所です。

    ↓↓↓
◆マタイの福音書

8:28 イエスが向こう岸のガダラ人の地方に着かれると、悪霊に取りつかれた者が二人、墓場から出てイエスのところにやって来た。二人は非常に狂暴で、だれもその辺りの道を通れないほどであった。
8:29 突然、彼らは叫んだ。「神の子、かまわないでくれ。まだ、その時ではないのにここに来て、我々を苦しめるのか。」
8:30 はるかかなたで多くの豚の群れがえさをあさっていた。
8:31 そこで、悪霊どもはイエスに、「我々を追い出すのなら、あの豚の中にやってくれ」と願った。
8:32 イエスが、「行け」と言われると、悪霊どもは二人から出て、豚の中に入った。すると、豚の群れはみな崖を下って湖になだれ込み、水の中で死んだ。

 

◆堕天使と人間の女性の子は巨人になってしまう

堕天使と人間の女性の子はネフィリムやレファイムという呼び方がされていますが、3-4mかもっと大きい巨人もいるかもしれません。少年ダビデゴリアテと戦いましたが、このゴリアテネフィリムです。これら巨人はその後ずっと聖書の中で出没します。

 

天というと、神のおられる天は私たちが空を見上げて見る空ではなく、次元の違う天です。聖書の中ではごく数人の人がその神のいる天にあげられていきました。

 

私たちの見る天(空というべきか)はこの悪霊が存在できる空間なのです。要するにそこにいることが今のところ神様によって許されているのです。ですからその空と地上には存在できます。

 

地上に居る私たち人間は、そういった彼ら堕天使・悪霊が空と地上に出入りすることがあるのを世界中で目撃してきたのではないですか。そしてそれを未知との遭遇、他の星にも地球人以外にも生命体がいるんだと思っているのではないですか。

 

そういえば昔に見聞きしたことですが、宇宙へ行った宇宙飛行士たちの話で、変な人の形のような物体が複数で、ロケットの傍へ飛んできたり近づいたりしてくるのを見たと、複数の人が言っていました。

 

空から来ているので堕天使・悪霊は確かに「宇宙人」と言っても間違いではないですけれど。宇宙から来たのでね。

 

今、宇宙の話題がホットではありますが、聖書の記述から断言しますが、地球以外の生命体はいません。地球だけが人間その他の生き物を持っているのです。がっかりする人が多いかもしれませんが……。

 

そして、堕天使・悪霊の宇宙人は、当然、良い存在ではありません。悪魔から来ている悪の存在で、悪魔の手下です。悪い事しかしません。良い宇宙人というものは存在しません。今後どのように人間と接したとしても、悪い者たちがつるんで悪い事をするということぐらいでしょう。

 

あわよくばこの「宇宙人」をだしにして利用してやろうと、今の人間は思っているんでしょうね。

 

そもそも、イエス・キリストを信じ、聖書を学ぶ人というのは、悪に関することにはそんなに探究しません。聖書でも悪霊の位だのなんだの少ししか書かれていません。

そこそこでいいというくらいです。そもそも、悪魔の陣営にフォーカスを当てていないからです。そんな研究をするぐらいなら聖書の神とそのご計画にフォーカスをするのが正解です。

 

(続きがあればまた。)

 

なんで天使は堕天使になったのかとか

この「宇宙人」のことを誤解した人は終末の時代に悪の人間たちに

振り回され、どのような状況に陥るか分からなくなってしまうと思います。

世界中の庶民は完全に悪い人間たちに簡単に、巧妙に騙されます。

そういう意味では、そのようなことを良く自分で覚えておかないといけませんね。