ヤギの角

ヤギの角はシカの角と違って、角切りができない。
シカは奈良では毎年春になると角切りの儀式みたいな行事もあって、よく見に行った。

シカの角は骨ではなく皮膚の一種なので切られても痛くもかゆくもないのだった。
でもヤギの角は骨で、骨髄が通っているので切ったり折ったりすると死ぬほど痛い(はず)。

チャオの角は特に、握ると体温と同じくらい熱い。ヤギの体温自体も熱い。39度位ある気がする(と思って調べたら、本当にヤギは平熱39度超。40度以上の種もあるようだ。だから免疫力が高く丈夫な訳だ)。

チャコやクーコはそれほどでもないけど、チャオは角が熱いなーと感じる。血が煮えたぎっているんだろうか。確かに元気が有り余っている。

たまにケンカのせいか角が片方折れているようなヤギがいるけれど、相当痛かっただろうなと思う。

作りかけの家で草を食べたり遊んだりしているクーコ。

クーコの角は小さいし、動物の世界ではやっぱり大きい角ほど強いとみなされ、本当に強いので角が小さいと勝てなくてかわいそう。
チャコとチャオは戦うけどクーコは戦いを放棄して大抵逃げている。
逃げるが勝ちということもあるけど。