カエル

雨期に入って今晩は久々のものすごい雷雨だった。比較的短時間でやんでしまったけど、やんだのが21時前。それなのに雨上がりだからか周囲のヒヨコがピヨピヨ鳴いているし、カエルの鳴き声が、数が多すぎてさざ波のように聞こえる。(その後、また激しい雷雨の繰り返しが……)

晴れていてもここはカエルが多量にいるので、雨上がりとなるともうものすごい数!アマガエルもいるが大型ヒキガエルが普段からたくさんいる。かなり大きなのもいる。
ゲロゲロとかではなく、波のようなザザザーーーっという音がするのはものすごい数がいることを表していると思う。

■今日の黒ガールズ

黒い少女ヤギが2匹。ラピラップさんのところの子ヤギ(左)とうちのクーコ(右)。左のこの子ヤギはもう生後5か月位になっているがすごく小さい。子ヤギのまま大きくなっていない。
この子のお母さんも黒ヤギで、クーコ位の大きさしかないので遺伝的に小さいのだろう。

こうして並んでいるのを見ると(明日で)生後3か月のクーコのほうがずっと大きいのが分かる。
クーコは普段、ほかのヤギとケンカもせずむやみに近づかないが、この子ヤギにだけは自分のほうが大きいし勝てると思っているせいか、近寄ってたまに頭突きもしたりする。
弱い者いじめか?! チャコも弱い者いじめするから悪い所が似てしまったのか。

しかし、黒い毛が真夏の暑さで赤茶けてしまって茶色い子ヤギになっている。クーコもやや茶色がかっている。恐るべしフィリピンの日差しと紫外線。

さて、今日アグネスのチューターがあったが、7月から10月か11月まで、前職場の校長が転職した新しい学校でアグネスの採用を推薦してくれて、またフルタイム教師として働くことになったそうだ。結局休職期間、短かったなぁ。
それで7月からは休みの時など空いているときしかチューターできなくなるのでごめんなさいということだったが、おめでたいことなのでチューターの件は気にしなくていいからねーと言った。

現在アグネスは10月か11月に公立学校の教師採用結果が出るのを待っている状態なので、7月からの仕事はあくまでつなぎだけれど、本命に受かれば万々歳。そうなれば収入的にも仕事的にもかなり楽になるだろう。

こっちは私立の教師は日本人並みに忙しいのに給与は月5000〜6000ペソ程(=月給12,000〜15,000円程)。ところが公立だと最初は月12000ペソ位で、ベテランになれば30000ペソ位行く可能性がある。仕事も私立ほど多忙ではない。
アグネスの前職場、私立学校の校長も最近転職して公立の一般教師となったようだが、スタートが月24000ペソ程だそうだ。私立の校長よりも公立の一般教師のほうが給与が高いわけだ。

アグネス(26)も一児の母であるうえに旦那さんのリッキーが今、大学生をやっているので、ずっと家計を一人で支えている。そういう状態だったから最終的にはぜひ公立校の採用に受かってほしいが、本当にみんなが狙っているポストなので倍率は相当高いようだ。
セブの語学学校その他でも“いずれは公立校の教師になりたい”という声を多く聞いた。
やっぱり給与が高く安定職だからだ。

アグネスの住むパングラオ地区では12校に200人の応募があったという。そして、ものすごいコネとカネ社会のフィリピンではそういった方法で入れてもらう人が多い。日本と違い、コネとカネを使うのは恥ずかしいことでもなんでもなく、むしろ自分の力を表す自慢すべきことという価値観があるのだった。

しかしアグネスは現在、実力でその地区の総合評価が1位らしい。コネとカネは使っていない。自分はクリスチャンとして神さまに喜ばれないような不正な入り方はしない、正当にやる、そして結果は神さまにお委ねする、という信仰を持って実力一筋で頑張っている。本当にエライ!

今週から始めたばかりのチューターレッスン、もう間もなくほとんどできなくなってしまうだろうけど、あとわずかな機会に感謝しつつ楽しんで学びたい。