今日所用で通りかかったついでにパングラオのアパートを1軒見てみた。Apartment for Rentの看板が出ている。アロナビーチからは車で10分程度の所にある。パングラオ島の先っぽの方。
5軒1棟の1階建てアパートで現在2軒空きがある。各部屋に駐車スペースあり。
お隣の人に声を掛けて内見できるか聞いたら、空き部屋のはカギがないが（大家さんが近くにいないのだろう）うちを見てくれていいよということで上がらせてもらった。
こっちの人はこんな風に、見知らぬ人でも気軽に家に入れてくれる性質がある。しかも写真もOKしてくれるほどだ。
1LDKのこじんまりした作り。1-2人暮らしにはちょうどいいと思える。中もキレイだ。
若いフィリピン人女性が案内してくれ、リビングでは白人のリタイヤおじさんが2人ソファに座ってTVを見ていた。入って行ったら“コンニチワ〜！”と笑顔であいさつしてくれた。彼らが見ていたのはなぜか韓国ドラマ！
バスルームはそこそこゆとりがある大きさ。キレイだし温水シャワーがある。パングラオでは割合温水シャワー物件がある（市内ではまず、ない）。物件相場はタグビララン市内よりもやや高い。
廊下沿いにベッドルームが1つ。奥に勝手口があり、洗濯などができるスペースがある。塀と鉄格子みたいなのが高めに作られているので、裏口からは（泥棒に）入られにくい。
前の道路。地道だがそこそこ広め。まっすぐ行くとパングラオ島の主要3道路のうちの1本に出る。
ここは家具付きという看板になっているが、案内してくれた女性曰く、自分たちの部屋は家具付きではなく、ベッド枠だけ（マットレスとかが入っていない状態）が付いていた状態で入ったので家賃は月9,000ペソ（約19,200円）だそうだ。
フル家具付きにしてもらうと家賃がいくらになるのかは分からない。契約時に家具なしで安くしてもらうか、家具付きで高めになるかは契約年数などを切り札にして交渉するのみになる。
まぁここで、この物件で月9,000ペソは妥当な額だろうと思う（市内だったら2LDK位のが借りられるが）。
フル家具付きなら15,000ペソ（約32,000円）とか言われたら、2年借りるから12000ペソ（約25,600円）で、位は言えると思う（例えば私ならそう聞くかな……）。まぁ、大家さん次第だけれど。
パングラオはSTUDIOタイプや25-30平米位の短期向け小さ目アパートやバンガローの貸し物件はそこそこ見かける。ただ、もうちょい大き目のとか一軒家はほとんど見ない。家の場合は自分で建てている場合が多く、日本のような建売住宅はほぼないからだ。
また、日本と違う点がある。それは市内よりパングラオに顕著な気がするが、住宅の質が場所によって分かれておらず、入り乱れているということだ。
大きくてそこそこ小奇麗な家ばかりが集まっている地域、というような場所があまりなくて、いきなり大きな家があって、その周辺に非常に貧しいネイティブハウスの集落が乱立しているとか、統一感がないのだ。これは景観がどうのということよりも、治安（泥棒・空き巣等）に気を付けないといけないということを意味する。
そのほかの注意点としては、やはりこの辺のフィリピン人の中で外国人がポツンと一軒家に住むのは結構ハードルが高いだろうと思う。周辺の住民の質によっては泥棒・空き巣に狙われる的になるし、外国人というだけで思っている以上にものすごい目立っているのでいろいろ注意しないといけない。
せめて外国人が周辺にいくらか住んでいる場所からスタートしたほうが無難だと思う。
まぁそういう意味でもこのアパートは白人おじさんがすでに住んでいることが分かったことと、アロナビーチから車ならそんなに遠くないので立地的にはまだいいかなと思えたのだった。
