電気代談義

うちの電気代はボホール島へ来てからずっと月550円前後だった。

ところが先月の請求だけ、1,544円と突然2倍以上になっていた。通常、セブでもボホールでも家賃と電気代と水道代は大家さんからまとめて請求が来る。
そして大家さんが毎月集金に来るのだが、うちの大家さん夫妻はとても忙しい人たちでご主人は普段ドバイ、奥さんはほぼマニラにいるので、ここ2、3か月はすぐ近所の管理人さんが集金に来るようになっていた。

それで管理人さんに請求額は支払ったものの“特に心当たりもないのに倍以上に増えるのはおかしいと思うので、電気会社に確認してほしい”とお願いしてあった。

その後返事がなく、今日たまたま畑で会ったので尋ねてみたら、12月2日に電気会社の人が今月のメーター確認に来るからそのときに尋ねる予定だとのことだった。
管理人夫妻の奥さんのシェリルさんはとてもいい人でいろいろ快く対応してくれる。
それでちょうど収穫していたうちのオクラを差し上げた。

その後、大家さんが別の用事で来ていたので、シェリルさん含め電気代の件で3人で立ち話をした。大家さん曰く、100キロワット(多分)を超えると基本料金が上がって500ペソが加算されるらしい。そのせいではないかということだった。

理屈は分かったが、それにしても先月特に上がる理由もないので、何にせよ次回の計測時に確認してほしいとお願いした。次回またいつものように200‐300ペソ(500−600円)であればやっぱり間違いかもしれないしこちらも比較できるからということで。大家さん、シェリルさんとも快諾してくれた。

同じアパートの他の2軒(ダン先生宅とクォン先生宅)は電気代が毎月4,000円超だから、うちが安すぎるんじゃないのかと大家さんが笑っていたが、彼らは電化製品をたくさん持っているがうちは電化製品らしきものは電球と小さい冷蔵庫しかないので(あとPCもあったが)そんなに使っていないんだと何度も主張しておいた。

シェリルさん宅はいくらか聞いたら毎月1,000円超、とのことだった。彼らは夫婦と幼児2人の4人家族で、TVはあるが冷蔵庫はないとのこと。大家さんのご両親宅も2人暮らしだけど4,000円超えているとのことだった。

大家さん曰く“あるいは、前回位から電気代そのものが上がったのかもしれないので確認しておく”とのことだった。

これらの話から分かったことは、うちの電気代はこれまで毎月500円加算される基本料金内にギリギリ収まっており、先月だけほんの少しの差で100kwを超えてしまったのではないだろうかということだ。
772ペソ‐500ペソ=272ペソで、差額がいつもの電気代くらいだからだ。なるほど納得。

まぁそんな訳で、間違いではなく返金されることもない可能性が高いが、不明だった点をあいまいにせず追及しておけたのはよかったと思う。うちも、ちょっとの節電で1,000円マイナスになるかプラスになるかの瀬戸際のようなので、こまめに要らない電気は消すなどして気を付けようと思う。