チャコ(Tsako)が来た!

今日、ガムさんのおばあちゃんのお誕生日に行く途中、ついでに私のヤギも引き取りに行こうということになって、帰りにリッキー&アグネスの家まで行った。
アグネスの義理のご両親宅の妊娠中のヤギを売ってもらうことになっており、小屋ができるまで待ってもらっていたのだった。

以前すごい小さい写メで見せてもらっただけで、実際にどんなヤギなのか色柄以外はよく分からなかったが、茶色かったのでチャコという名前にすることは決めていた。綴りはフィリピン風に“Tsako”とした。

リッキーのお母さんがチャコを連れてきてくれ、初めて対面した。雑種で大きく、強そうに見える健康そうないいヤギだった。ガムさんも“これは良いヤギだよー”と言っていた。私もチャコが思ったより立派だったので一目で気に入った。
元々1800ペソ(3600円)の約束だったので今日支払ったが、安かったと思う。

 

マルチキャブに乗せられ、パングラオからタグビララン市へ運ばれるチャコ。最初は固まっていたが、すぐにおとなしくなり、私の足元で寝てしまった。

プライベートのマルチキャブなのに見知らぬおじさんとおばさんが乗ってきた。市内へ入ってから降りて行った。お金を出そうとしていたので、プライベートだから結構ですよというと、恐縮していた様子。

うちへ着いて、チャコがなかなかマルチキャブから出ようとせず座り込んでいたので、ガムさんが引きずり出した。ガムさんは昔ヤギをたくさん飼っていたことがあるし、一度、屠殺したこともあるそうだ。

市内へ入ってからかなり雨が降っていたので、とりあえずチャコを小屋の中へ入れた。

突然の引っ越しのショックからか、この姿勢のまま固まってしばらく身動きしなかったチャコ。どこか1点を見つめているようだった。とりあえずそっとしておくほうがよいので、みんなでうちでお茶。

その後、小屋から出てきて外の様子をうかがっていた。夕方は近隣のヤギたちの声につられてか、ずっと大声で鳴いていた。
草はほとんど食べていなかったがやたらおしっこ・うんちしていた。
旦那と共にチャコに手を置いてこれからのチャコの安全と健康、無事の出産をお祈りした。

またもやお隣のポール君がやって来た。最初は角で突かれないかと恐々のようだったが、チャコはおとなしいのですぐに触れた。

日が暮れてくると静かになった。寝たのかなと思ったが、起きて外をのぞいていたりしたようだ。眠れないのだろうか。防犯のために買った懐中電灯をうちの2Fベランダに置いて、小屋からちょっと離れたところに焦点を当てておいた。一応スポットライトがあることで泥棒を防ぐため。

明日からは早起きして小屋から出して外へつなぎにいかないといけない。
現在妊娠中のチャコだが、いつごろ生まれるのか分からないという。でも思ったよりお腹が大きかったので結構すぐなのかもしれない。双子だったらいいなぁ。